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2020年11月29日12:38

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問われる大学教員の誠意

■190大学、年度末に休退学増加を予想 コロナで生活苦
(朝日新聞デジタル - 11月29日 07:04)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6323800

キャンパスで出会ってこその、教育です。
教員の姿を見習うこともあれば、反面教師にすることもあるし、
多様な同級生を観察して得るものもあります。

私は学生時代に、「こうはなりたくない」という先生を見てきました。論文から論文を作る類の人です。また、そういう、研究業績イマイチの人に限って、高慢な人間である確率が高いのは、面白いところです。

同級生も面白かったです。仲がいい友人ができたという以上に、肌で教えられたことが多くありました。
たとえば、政治。同じ左翼でもピンからキリですが、まず、結論がありきであること。
また、反差別闘争などやっていることの立派さと、その人の人間性は何の関係もないこと。

私はノンポリですが、この二つは、観察して得られた貴重な教訓です。
現に、SNSをみても、その人が言っていることがまともかどうか…ということと、普段の操行や精神性は関連しません。学歴なども関係しません。
(もっとも、「学問の自由は、政治権力からの自由だ」と正確に認識する力は、二次の世界史論述力と同じです。学説を追う力です。学力以外のなにものでもありません。しかも、しばしば、高卒の人の「学力」が、東大博士課程の人の「学力」を負かします。。)

こうした、リアルの体験こそが大学の価値だと思います。

今の大学生は、コロナで休講が続き、そういう体験の機会が与えられません。
しかし、本質的には、教員と当局側の工夫だと思います。

私は、幸い一クラス五十人程度でしたから、チャットを導入しました。(百人近くになったら、無理ですが)
講義を聞いて引っかかるところには、無限のバリエーションがあるわけではなく、限られています。ですから、チャットに積極的な人が30%の15人としても、15通りの答えを用意するのではなく、五通りくらいを三種に分ければいい…ということになります。

いいなあ…と思った質問に、
「敬語は、なぜ、日本で発達したか…」というのがあります。
天皇 = 神官(神そのもの)だった。後宮で文学が栄えた。この二つを満たしている国であって、易姓革命やそれに類する思想がない国は、日本だけ。
という直接の答えに、トッピングがあり、そのトッピングの量で、松竹梅に分かれます。
たとえば、「来世と現世」「境界を超える存在と聖別」「結界」「「白峯」における易姓革命の解釈」「歌垣」「紙の価格」「出雲と大和」…

とはいっても、そのトッピングは、パターン化というのとちょっと違います。
特に、学力とは何の関係もありません。
成績が悪いと思われる人(その気になれば事務で調べられますが)と、たとえば(プライバシー保護のためにちょっと変えますが)「結界」の話をして盛り上がったことがあります。脱線して幽霊の話になりました。
そういう、その人に合わせた話ができるのが、大学の醍醐味だと思います。
途中から対面になりましたが、チャットはずっと続きました。対面が始まったら「思ったより人柄がよかった」などと、わけがわからない褒められ方をいました(笑)

また、学生をグループ分けし、ディベートさせて課題を発表させました。もちろん、チャットです。リアルで会って、驚いたなどという有意義な体験ができたようです。

私のお世話になっている大学は、よくシステムを考えてありました。考えなしにzoomを導入したり、教員が放送大学化すると、学費を払っても意味がない…と思います。

ここは、徹底的に考え、思い切った改革をするチャンスですね。

残念ながら、来年の四月も同じ状況が続きそうですから。
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