「すわのね」は諏訪大社に近い場所にあるが、諏訪大社をお参りしたことは無い。
今回も 諏訪大社に行かなかった。
すわのねを見学したら、午前11時を過ぎていた。
この辺で 昼食にしようと思い、近くにある蕎麦屋に入った。
その後、水野美術館に行った。
水野美術館は長野市にあり、諏訪大社からは車で 1時間半くらいかかった。(高速も使った)
水野美術館に行くのも久しぶりだ。
「巨匠のワザ、ここにありー雅邦、観山、松園、清方」という展覧会をやっていた。
本展は、画家たちの得意とした、あるいは高く評価された技法や画題をテーマに、その見どころを紹介する展覧会です。
狩野派の後継者で大観や春草の師であった橋本雅邦、「線の観山」の異名を持つ下村観山、その両者による巧みな線描。また、墨と色彩どちらの表現にも優れた川合玉堂の風景画や、衣装や髪型の細部にまでこだわり抜いた上村松園の美人画など。水野コレクションの選りすぐり、60余点を展示するとともに、作品それぞれに込められた画家の"技"から、彼らが巨匠とされる理由を探ります。
はじめて水野コレクションをご覧になる方も、何度もご覧いただいている方にも、日本画の魅力を一層味わっていただく機会となれば幸いです。
この美術館も素晴らしくて、いつ出かけても 間違いのないものが観れる。
展示室に入ると、まず 奥田元宋の 秋の紅葉した美しい風景が目に飛び込んできた。
大きな作品に まず 圧倒された。
1.線描の美
下村観山、橋本雅邦の「線」の美しさに 感動した!
単に 細い線を描く技量に感動しただけでなく、線の太さのバリエーション、かすれた線も使った表現に 凄いな。と思った。
2.美人画
上村松園、鏑木清方、伊東深水、中村貞以、橋本明治
どの作品も 素晴らしかった!
3.風景画ー色彩と墨の融合
墨のぼかしや濃淡による、雨の湿り気、藁屋根の岩の表現に、山桜や畑の鮮やかな色彩が溶け込んだ、玉堂特有の詩情あふれる山村風景を描いた「渓村春雨」。
菱田春草「夕の森」(1902年)・・木々が煙って見える風景
横山大観「陶靖節」(1919年頃)・・・3年ぶりの特別展示だという。屏風の作品。
加倉井和夫「湖」(1984年)は、幻想的な作品で 心惹かれた。
加山又造「千羽鶴」(1978年)は、山種美術館の壁画の絵だった。
山種美術館は いつ出かけてもハズレが無い美術館だ。行きたいなあ!
でも、東京は コロナの感染者が多いから、怖くて出かけられない。
いつになったら、東京に行けるかな?
中島千波「不二」(1986年)・・・この人は桜の絵が有名なので、こんな絵を描いていたとは知らなかった。
見ごたえ満点の展覧会で、本当に良かった。
わざわざ出かけた甲斐があった。
水野美術館は YOU TUBEや facebookで 情報発信しているということを知った。
早速観てみたら、いくつかの作品を丁寧に 説明していて、ギャラリートークを聴いているような気分を味わえた。
こんな美術館が近くにあったら、何回でも通ってしまうのに。
今度は、いつ行けるかな。
家から5〜6時間もかかる場所では、そんなに簡単に行けないな。
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