また訃報ネタになってしまうのだけれど、先日亡くなった近藤等則について。
特にファンというわけではないのだけれど、エレカシの「東京の空」にゲスト参加していて、それが強烈な印象として深く心に残っている。
「東京の空」は、1994年発表のエレカシ7枚目のアルバムで、エレカシのベストの1枚といっていい傑作。
そのタイトル曲で近藤等則は圧巻のトランペットを聴かせてくれている。
興味深いのは、エレカシでトランペットがソロでフィーチャーされるのは、これ1曲のみだということ。
これ以降、ホーンセクションがフィーチャーされることはあっても、ソロでというのはない。
そういう意味で特別な1曲。
何よりも宮本の歌と近藤等則のトランペットの絡みが、すさまじく最高。
バンドの演奏も充実していて、12分以上の長尺でも、全くだれない。
エレカシの持ち味である、日本的なわびさび的情感が、ハードなロックサウンドの中に溶け込んで、まさにこれぞ日本のロックの醍醐味、といいたくなる超絶的名曲。
――と、ここまでブチ上げたところで(笑)、この曲のライブ動画を紹介。
おそらく1994年の日比谷野音ではないかと思うのだけれど、はっきりとはわからない。
音はちょっと荒いけど、迫力は充分伝わると思います。
近藤等則の冥福を祈りつつ、紹介します。
ログインしてコメントを確認・投稿する