mixiユーザー(id:33120836)

2020年10月31日00:01

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信用できるのは誰か

ネットの記事で「専門家が語るコロナ対策」と言う感じの記事がありました。どこでもマスクをしているのがおかしいとか、三密で感染するわけないと言うのが主な内容で、飛沫感染なのだから、と言うのを根拠にしているようです。専門家が巷にはびこる間違いを指摘する、と言うのは、マスコミでも常套手段ですし、ネット上にも多く見られますし、割と人気と言うか、目を引きやすいコンテンツです。また、専門家でなくても気が付くようなおかしなことはいろいろありますので、私自身も日記で書きますし、気が付けば誰かに言いたくなるというのもあるでしょう。

空気感染、と言うのはあまり明確な定義がないようで、私がネットで調べた限り、すくなくとも学術的な定義はないようです。基本的には触れていなくても感染するということで、咳やくしゃみのように体液が飛沫として飛び散っているなら直接触れていなくても感染して当然と空気感染とわけて「飛沫感染」と言う言葉ができたようです。飛沫が乾燥して細かい塵になり、空気中を漂うと飛沫が飛び散る範囲を超えて感染することがあり、これがいわゆる空気感染になるのだろうと推測され、三密で感染するというのは、まさにこの状態を表していると言えます。

日本では、感染経路の追跡から三密回避で感染拡大に効果があるとしていたものの、WHOはかなり長期間飛沫感染はあるが、空気感染をするとは判断できないとしており、ずいぶん後になって空気感染の可能性を発表し、それに対して「三密で感染リスクが高まるなら当然空気感染するだろうに」と言うコメントを見かけました。冒頭で紹介した記事を書いた専門家(医者)がWHOが意見を変えたことを知らなかったのか、書いたのがそれより前だったのかはわかりませんが、専門家の判断も根拠が変われば当然変わりますから、「専門家が言っているから」は専門家の状況や、その時点で得られる情報によって信頼性が変わることはきちんと認識しておかなくてはなりません。
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