mixiユーザー(id:33120836)

2020年10月23日23:37

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参加することに意義がある

基本的に集団から外れて生きてきた私には、政治と言う言葉にあまり良いイメージがありません。私の好きな物語の中では、多くの場合現状ではありえないようなことを扱っており、既存の体制を維持する方向に偏りがちな「政治」的活動はどうしても悪く描かれがちですし、うまくいかないことの責任を押し付けやすいこともあり、多くの人が政治に対してあまり良いイメージは持っていないように思います。ただ、多くの人が納得できるように社会を動かすことが「政治」の本質ですから、必要不可欠であり、うまく扱わなければならない存在のはずなのです。

腐敗した政治体制とか、独裁者の間違った政治とか言うものの、ある程度安定して、それを支えるだけの人に支持され、反対するにしてもとりあえずは我慢できるという状況でなければ、国家として存在できるはずがなく、政治的にはそれなりに成功を収めていることになります。社会は何もないところに設計して組み立てるわけではなく、最初は自然発生的に人が集団になり、組織化されて、結果的に社会になり、規模が成長しているので、ある程度つぎはぎで問題があるのが当然です。

社会で解決すべき課題は、政策に反映されて解決を試みることになりますが、政策立案の過程で様々な思惑が入り混じり、なかなか解決のための行動にすらたどり着けないことがしばしばで、それは、行動すればその影響が思わぬところに及んだり、目的を達成するためには必然的に被害を受ける人たちだって出てくることがあるため、それを(上記のように)賛同、納得、我慢してもらうのが政治というもので、前述の独裁や腐敗の状態と同様に、一定の支持を集めて具体的な実施内容を固めなければなりません。
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