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2020年10月23日01:16

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津野米咲の早すぎる死に

津野米咲の訃報を聞いてから、どうにも気分は沈みがちで、未だその事実を受け止めきれないでいる。
自殺という報道も出ていて、それが本当なら、なおさらやりきれない。
一体何がそこまで彼女を追いこんでしまったのか。
いや、自殺と決めつけるのは早計か。
原因不明の突然死、ということも考えられなくはない。
それにあれこれ詮索したところで、本当のところはわからないだろうし。
でも、やっぱり考えてしまう。
何で? どうして?――と。

だって、これからが本番だったはずじゃないか。
石野理子を迎え、新体制となった赤い公園は、これから輝かしいキャリアを築いていくはずだった。
来月には新曲が発売されるし、それを自信作と津野米咲自身もラジオで語っていた。
今月29歳の誕生日を迎え、自身がパーソナリティを務めるラジオのレギュラー番組では多くのリスナーからお祝いのメッセージが寄せられ、本人もご満悦の様子だった。

なのに、どうして――?

その才能によって未来に生み出されたであろう豊穣な音楽は失われてしまった。
何より赤生公園という、世界にも類を見ない最高のロックバンドの命脈を絶ってしまった。
そのことが本当に残念だし、悔しくてならない。
悲しい、というよりは悔しい、という感じか。
それでも、これまで素晴らしい音楽を届けてくれたことには感謝しないと。
そう、感謝の気持ちを込めて、「透明」という曲を紹介します。
デビュー・ミニアルバムに収録された初期の名曲。
ラジオから流れてきたこの曲を聴いたのが、赤い公園との出会いだった。
その独特の異質なサウンドに、一瞬で惹きつけられた。
赤い公園というバンド名を聞いて、何てアングラなバンド名だ、こいつら売れる気ねえな、と思ったのが、何とも懐かしい。
今はただ冥福を祈ろう。



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