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2020年10月11日07:44

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原爆投下から自衛隊へ

広島・長崎の原爆では、自分の身の上に何が起こったのかわからないまま肉親の安否を気遣いながら亡くなっていきました。放射能でやられ、その後、亡くなった人も子を思い、親を思い、同胞を思いながら旅発ちました。厚生労働省は広島・長崎の原爆被爆者の死没者実態調査を発表しています。 毎年、身元が確認され、原爆死没者総数は増えています。

核保有国は、アメリカ・イギリス・ロシア・中国・フランス・インド・パキスタンに加え、イスラエル・イランなどが仲間入りしリビア・北朝鮮など多くの国で核疑惑が取りざたされています。しかも、広島や長崎に投下された原爆の何百倍もの威力を秘める水爆で、20回も地球を吹っ飛ばす事が出来るといわれています。

現在、日本人は「原爆投下は、もともと宣戦布告なしに真珠湾に攻撃した自分達が悪かったせいだ」とか、あるいは「原爆投下は戦争を早く終わらせるためにやむをえなかった」というアメリカの弁明を、アメリカの戦中・戦後プロパガンダに毒されて何の疑問もなく受け入れています。 あるいは、「今が平和だからいいではないか」という方もいます。

原爆を過去の悪夢だとして、なるべくなら触れずにおこうという風潮も蔓延しています。それ以前に、原爆投下の悲惨さや残忍性すらまったくしらない私を含め若い人たちが増えてきました。広島や長崎で何があってどのくらいの死者が出たか、原爆投下はあったということを知っていても、その被害まできちんと答えられる人はあまりいません。

唯一の被爆国である日本に住む私達が原爆の恐ろしさを訴え、世界で二度と核兵器が使えない仕組みをつくらなければ、恒久平和はやってきません。被爆国であるがゆえに出来る役割です。それは、大国の論理におもねることでもなければ、ただいたずらに核廃絶を叫ぶ事でもありません。正しい歴史の認識と教訓の上に立って、主張すべきです。

原爆を落とされて二度と戦争はやりたくないと軍隊を持つことを放棄しました。だが、自衛隊員がイラクに派遣され、これまでの海外派遣では見られなかった現実感のある部隊行動基準が定められました。部隊行動基準とは、米国ではROE(交戦規定=Rule Of Engsgement)と呼ばれています。

これは武器使用について現場指揮官の判断基準となるものです。個人への武器使用許可ではなく、任務遂行のための武器使用ルールでもあります。これも自衛隊員が行動するにあたり、機能不全を起こさず、勝手な行動とならないようにするために必要なものです。

自衛隊員が過去遵守してきたROEは、撃たれるまでは撃ってはいけないというものだが、それでは反撃するまえに犠牲が伴う可能性があり、またそれが一瞬にして壊滅的な打撃を受けるような攻撃であれば、防衛という自衛隊員の任務そのものが果たせなくなります。諸外国の軍隊のROEは通常、敵に裏をかかれることを恐れて公表していません。

しかし、日本の場合は、専守防衛の見地から実効力をともなう反撃があり得る事を、日本を攻撃しようとする勢力に示す必要があるのではないだろうか。陸上自衛隊員のイラク派遣では、口頭による警告から銃を構えて威嚇し、次に上空にむけて警告射撃を行なうとされています。それでもなお警告に従わない場合は危害射撃を実施する事を認めています。

また誤射により自衛隊員が民間人を射殺するようなことがあっても、その隊員は責任を問われないことになりました。自衛隊員は人道復興支援活動に行くのだが、なんだが侵略をするためにいくように見えてしまいます。また、原爆や水爆が落とされない事を祈ります。

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