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2020年10月02日18:49

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ヴェローナのアイーダ

クラシックのCDも買いすぎてしまって梅田のディスク・ユニオン・クラシック館に立ち寄ってもあまりほしいCDが無い。
何も買わずに帰るのも癪だと思い、ふと100円コーナーで見つけたこのCD:アレーナ・ディ・ヴェローナのアイーダ。

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ヴェローナのアイーダと言えば、30数年前に買ったLDを思い出す。
それは、指揮:アントン・グァダーニョ、アイーダ:マリア・キアーラ、アムネリス:コッソット他による演奏で、当時のこのLDの価格は15000円。

若い頃、住宅ローンを払いながら、子育てしながらの15000円の出費は痛い。
それでも清水の舞台から飛び降りるつもりで買い、何度も見たものだ。

祖国愛と男女の愛の板挟みになるストーリーも面白いが、夜の照明に映えるヴェローナの舞台、名歌手たちの歌に感動したものだ。
中でもコッソットのアムネリスが、もうちょっとコソット歌えないか?と思うほど圧巻だった。

このLDは、その他のLDコレクションやLDプレーヤー共々、昨年に二足三文で処分してしまった。

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今回買ったCDはネロ・サンティ指揮、アイーダ:マリア・キアーラ、アムネリス:ドローラ・サジックらによる演奏だが、
成程、野外コンサートの音響とはこういうものか、スタジオ録音や歌劇場での録音とは随分違うな、ということがよく分かった。

恐ろしく生々しく、やや荒っぽく、低音はガツンと出て迫力満点だ。
幕あいの拍手喝采が嵐のようだ。

目を閉じて聴いていると、昔LDで見たヴェローナの映像が甦り、聴いている音楽と重なり合い、まるで実演を見ているような気分になった。

100円でこんなに楽しめてよいのだろうか?
いい世の中になったのだろうか?







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