今日はゼミ生のN君が相談に来た。編入試験の件。M大の編入学入試問題で「現代も数え年が残っていることをどう思うか」という小論文問題。
その出題文には、「神社の厄年や七五三、それに還暦以外の喜寿や米寿はいまでも数え年が使われている」とある。2017年出版の著書からの出題なんだけど、本当かなぁ。
神社の厄年は「神社の立て看にはっきりと<数え年で>」と書かれてあるから、まぁその通りだろう。
でも七五三も数え年でやっているかなぁ。愚息の時は満年齢だったように思うんだけど。
それから長寿の年齢も、本当にそうだろうか。なんで還暦だけは満年齢で、それよりも長寿は数え年なのか。
1950年施行の「年齢のとなえ方に関する法律」によって、公的には数え年は否定され、満年齢が用いられている。だから、たとえば市役所からの「百歳のお祝い」などの贈呈は、満年齢で計算されていると思うんだけどなぁ。
もやもやする出題文だった。
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