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2020年09月16日23:45

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宮本独歩

前回の日記で宮本について書いたら、そういえばソロ作について書いてなかったことに思い至り、遅まきながら、宮本の初ソロ作「宮本独歩」について書いてみたい。

このアルバムの印象を一言でいうと、自由奔放。
バンドの縛りから解放された宮本が、自由にやりたい放題音楽を楽しんでいる、という感じ。
エレカシだっていってしまえば宮本のソロのようなものだけれど、やっぱりバンドなんだなあ、とこのアルバムを聴いてしみじみ思った。

昭和歌謡、パンク、ヒップホップ風、デジタルロック風、Jポップ風など、見事に曲調はバラバラ。
さらに椎名林檎とスカパラのコラボ曲もあって、楽曲面ではおよそ統一感というものがない。
また、全体的にきっちり作り込まれていないラフな仕上がりという印象も強くあって、そのへんにも完成度なんぞ糞くらえ、といわんばかりの自由奔放なスタンスが感じ取れる。

それとは対照的に、歌詞はシンプルかつポジティヴなメッセージで統一されていて、メッセージも含めた歌の力強さが尋常ではない。
これほど皮肉もてらいもないストレートな歌は、宮本史上初ではないか。

バンドではなくソロだからこそ達成できた境地といっていいと思う。
改めてその天才ぶりを見せつけられたな、と。
ソロもエレカシも、今後の展開が非常に楽しみだ。

では、アルバムのオープニングを飾る「ハレルヤ」を紹介。
Aメロが「ミス・ブランニューデイ」と似ているけれど、宮本の歌の説得力が、見事にパクリ感を打ち消している――と思う。



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