この日記は
後ろを振り返って
自分を整理しながら
出逢って下さった皆さまに
感謝の想いを伝えるための日記。
・・・の、前述談（ぜんじつだん）：�△任后�
皆さま と出逢う前
僕が僕のために
振り返って整理するための日記。
どうやって ”今” に辿り着いたのか。
皆さまと 出逢って
僕がどんなに 幸せなのか
噛みしめるための日記です。
その�，呂海舛蘂�
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976935671&owner_id=3993036
、、、
１５歳。
青春は甘酸っぱい。
おまけにドロドロしていた。
ドロドロから抜け出すと
音楽を聴いている時 以外は
世界が灰色になった。
中学３年。秋。
部活も引退して
夢も進路希望もない。
そんなとき
小学１年からの幼馴染みが
声をかけてきた。
「ケンタさ。ギター弾きたいんだって？」
「うん。弾いてみたい。」
「俺さ。去年からギターやってるんだ。家に来いよ。」
教えてくれたのは
X JAPAN のギタリスト：hide の
Rocket Dive のイントロ。
俺は hide が好きだった。
X JAPAN も大好きだった。
我が道を切り拓いていく その生き様が
ただ ただ カッコ良くて。憧れていた。
幼馴染みは
俺に雑誌をくれた。
【バンドやろうぜ】
・特集：hide ロケットダイブ
・1ヶ月で弾けるGLAY『誘惑』
教則CDと譜面が付いてる雑誌だ。
課題曲の細かい解説と
フレーズごとに
分けて録音してあるCDが
ありがたい
、、、
高校受験は
とてもハードルが高かった
担任の先生が、心配して
ハードルを下げるようにと
親に提案する位には高かった
「もし受かったら ご褒美を買っても良い」
と両親が言った。
俺は
今までに貯めた自分の貯金と併せて
一生もののギターを買いたいと願った。
ギターを教えてくれた幼馴染みと一緒に通った楽器屋。
長髪や茶髪の兄ちゃんが沢山居て
店員さんも、タバコをふかしている。
憧れのギターは
ESPの逆輸入もので、型式は良く分からない。
怖れ多くも、
俺は大した金もないのに楽器屋に通い
そのギターを試奏させて貰っていた。
そして
・・・とにもかくにも
俺は受かった。
合格の張り紙を確認したあと
楽器屋に直行して、
店員さんに、報告した。
彼はホット珈琲を奢ってくれた。
「良かったな。ケンちゃん。ギター、ピカピカに磨いとくからな。」
俺は胃が弱くて、
珈琲はもちろん、カフェイン全般が苦手だが
そのときの珈琲の味は今でも忘れない。
苦いけど 甘くて。
あったかい。
そして
バカみたいにギターを弾いた。
hide になれると思ってたわけじゃない。
でも、憧れてる hide に近づこうとしてる自分なら
好きになれるかもしれない、と想った。
きっと
自分を好きになりたかったのだ。
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