今年は関の刃物まつりが中止になった。
もちろん新型コロナのせいだ。
祇園祭りや阿波踊りやあんなものはどうでもいいけど、刃物まつり中止は許せん!
頭にきたからナイフを個人輸入することにした。
最初はベンチメイドのコンティゴ810というのがほしかった。
大きめの折りたたみナイフだ。
アメリカ製でアーミースタイルで格好いい。
しかしすでに廃盤になっているのであちこちネットで探す。
フィンランドのナイフショップに在庫が一つあるのをみつけた。
値段も安い。
「注文する」を押した。
それからが大変だった。
以下は日本語、英語、フィンランド語の三ヶ国語を交えたやり取りだった。
支払い方法は銀行振込を選んだ。
そしたら、指定してきた銀行はフィンランドの銀行だった。
国際送金手数料は5000円ほどかかるし、銀行まで出向かなければいけない。
支払い方法をPayPalに変更したいとメールする。
返事が来て、いちどキャンセルしてから、もう一度注文してくれとのこと。
そのとおりにした。
またメールが来た。
手違いで注文した商品はすでに売り切れていた、10パーセント値引きしてやるから他のナイフを買わないか?
ちょうど他にほしいのがあった。
同じくベンチメイドのバラージ581モデルだ。
しかも値段が少し高いからちょうどいい。
こっちでよければ送ってくれ。
すぐに発送連絡が来た。
こんなことを外国語で、おもに英語でやっていたからかなり面倒だった。
これでやっと届く。
このナイフの評判はどうかな?
調べてみるとアシストオープンナイフだった。
折りたたんだ状態からバネじかけで刃が開く。
銃刀法違反かどうかグレーな存在で、税関で止められたという話もある。
どうりで日本のナイフショップでは扱ってないわけだ。
どきどきしながら配達状況を見ていた。
ネットで逐次どこにナイフがあるかわかるのだ。
9/2 引受
9/4 ヘルシンキの国際交換局に到着、発送
9/6 東京国際郵便局に到着、保税中
9/8 中部国際郵便局に到着、通関手続き中
9/9 最寄りの集配局に到着、自宅に届く
よかった、途中で返却されるかと毎日心配だった。
郵便局の人が配達に来た。
1400円を払わされた。
内訳は消費税が1200円、通関手数料が200円だ。
なにがどうして1200円なのかよくわからないが、まあいいや。
個人輸入というのは初めてだったけど面白かった。
ナイフもアメリカ製だけあって質実剛健な感じで良い。
今度はネパールの警察官が腰に下げているククリナイフを輸入してみよう。
ログインしてコメントを確認・投稿する