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2020年08月31日23:07

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越後駒ヶ岳登山記録と温泉旅館宿泊記録

新型コロナのおかげで海外遠征の予定が3つも中止になった。
しかたがないから国内に目を向け、日本百名山の完登をすることにした。

といっても、非常事態宣言と大学の授業や試験があり、それが終わるとお盆と猛暑だった。
やっと少し落ち着いた感じになってきたので出かけた。


8月25日(火)

朝8時、名古屋を出発。
一般道を走って岐阜県、長野県を通り新潟県に入る。
2〜3年前に百名山登頂のため何度も走った道だ。

十日町から魚沼市に入り、国道352号を山の中に上ってく。
18時30分、枝折峠の駐車場に着いた。
コンビニ弁当と缶チューハイを飲食して、そそくさと車中泊する。
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8月26日(水)

今日は枝折峠から越後駒ヶ岳(2003m)を往復する。
山に登るのは2月のベトナム以来だ。
ちょっと体力が心配なので早めに出発することにする。

5時、登山口から登り始める。
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枝折峠は雲海の眺めが良いことで有名らしい。
少し登ると看板がある。
「滝雲雲海ビューポイント」と書いてあって、すぐ近くにはカメラを構えた人がスタンバイしていた。
わたしも立ち止まって雲海を撮影した。
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そこから先は緩やかな登りと少しの下りだった。
尾根沿いによく整備された道が続いている。
さすが日本百名山だ。
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道行山を越えたあたりから越後三山が見えてくる。
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7時、小倉山を越える。
このあたりまでは順調に歩いていた。

そこから先は少しずつ斜面が急になってきた。
岩が露出した急登だ。
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気温もどんどん上がってくる。
今日は全国的に猛暑日のようで、魚沼市も35度を超えている。
疲れて歩みが遅くなってくる。

駒の小屋が見えてきた。
頂上の手前にある避難小屋だ。
その小屋まで急な岩の斜面を100メートルほど登らなければいけない。
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もう引き返そうかと思った。
暑くて疲れて歩くのが嫌になってきた。
たぶん、東海地方の何度も登った山だったら、とっくに戻っていただろう。
でもここは新潟県だ。
日本百名山踏破という大きな目的のために来ているのだ。

しかたがないから足を引きずって、ゆっくりトボトボと登っていく。

9時10分、駒の小屋に到着。
小屋番の人がいて、しばらくお話する。
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今年はコロナの影響で登山者は少ない。
それでも多い日は100人以上が登ってくるそうだ。
さすが日本百名山だ。

駒の小屋から頂上までは30分もかからない。
もうここまで来たら覚悟を決めて登っていく。
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9時45分、越後駒ヶ岳に登頂する。
これが98座目の百名山だ。
天気が良くて越後三山や巻機山や、その他よくわからない山が連なっている。
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パンやおにぎりを食べながらのんびりと景色を見て過ごす。
他にも家族連れや単独行の人たちが登ってきた。
それなりに賑やかな頂上だ。

10時30分、下山開始。
来た道を引き返す。

急な斜面が終わって小倉山が近づいてくる。
時間は12時少し前だ。
気温は一日のピークに迫っている。
水は4リットル持ってきた。
それでも足りないような気がしてきた。

あまりの暑さに疲れが加わり、とぼとぼと歩く。
心臓の鼓動に合わせてゆっくりと足を動かす。
何度も休憩して座り込んで汗を拭く。

15時、やっと枝折峠の駐車場に戻った。
車に置いてあったペットボトルの水を飲む。
すっかり熱いお湯になっていた。


国道を戻る。
狭い道路が終わったところが大湯温泉だ。
「魚沼市交流センター・ユピオ」へ行く。
日帰り温泉施設だ。
浴衣を着て風呂桶を持ったウルトラマンが出迎えてくれた。
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風呂から出ると、もうすっかり夕方だ。
さすがに気温も下がってきた。
せっかくだから大湯温泉に一泊することにした。

「ペンション・デューク」という宿をとる。
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ペンションとは名ばかりで畳敷きの和室に浴衣が用意されていた。
お風呂も天然温泉のかけ流しだった。
食事も豪華な和食でステーキや刺し身、それに自分のところの田畑で取れた米と野菜がたくさん並んでいた。
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今夜のお客は自分ひとりだけ。
だから夕食のときなどご主人や奥さんとゆっくりお話ができた。

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この大湯温泉は寂れた山奥の温泉だ。
お土産屋さんも居酒屋スナックもすべて閉店していた。
でも昔はすごくお客がたくさん来て賑やかだったそうだ。
ストリップ劇場もあり、芸者さんも60人ほどいた。

たぶんそれだから寂れたんだろうなあ。
昔は温泉街というのは男の集団の遊び場だった。
何十年前からかシフトチェンジが始まった。
今では温泉というのは家族や友人同士で美味しいものを食べてゆっくり過ごす場所になった。

そういう変化に敏感なところは、黒川温泉や秋保温泉のようなところは生き残った。
ここ大湯温泉は変わることなく男の遊び場を提供しながら衰退していったのだ。

ペンションのご夫婦は上手に時代の変化に付いていっていた。
登山客や行楽客や学生の合宿を取り込んで営業している。
大湯温泉で儲かっているたった一つの宿だろう。

それでも今年は宿泊客が少ない。
受け入れも制限しなければいけない。
わたしは久しぶりの泊り客だということで、すごく歓迎してくれた。
GoToトラベルを使ったので宿泊代は二食付きで6000円ちょっとだった。
自民党と新型コロナのおかげで楽しい夜を過ごすことができた。


8月27日(木)

ゆっくりと朝食を食べてペンションを出発する。

十日市から長野県に入る。
小布施から上田市を抜けて諏訪に来た。

せっかくだからもう一泊温泉宿に泊まることにする。
下諏訪の諏訪湖のほとりにある「すわ湖苑」だ。
ここもGoToトラベルで6500円(ビール別)で泊まった。
まったく自民党と新型コロナには感謝の言葉もない。
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旅館の隣が諏訪警察署だった。
おまわりが違反者を捕まえて集団でイジメていた。
運転者とおまわり集団の攻防をビールを飲みながら部屋から見学していた。
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8月28日(金)

木曽谷を通って帰る。
この日もまた猛暑で名古屋は体温以上の気温だった。

今回の反省点として、暑い季節に低い山の登山などしちゃいかん。
高山か沢登りか家に閉じこもっていなければいけない。


おわり
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