今回はこちらの日記の続編に成ります↓
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青森駅にて。
こちらは弘前駅。
左から青森「ねぶた」、弘前「ねぷた」、五所川原「立佞武多」。
本題に入る前に五能線を日本海側から内陸に向かって観てみたいと思います。
先ずは漁村の「鰺ヶ沢」
津軽は相撲も大変盛んです。
誉富士関は昨年夏に引退、年寄楯山を襲名し後進の指導にあたっています。
そして鯵ヶ沢といえば何と言ってもこの人、平成の牛若丸・技のデパート元小結「舞の海秀平」さん
「舞の海ふるさと座敷・鯵ヶ沢相撲館」が建ってます。
引退の時に空きの年寄の席がなく廃業タレント転向しましたが、これが大当たりでNHK相撲中継でも元横綱北の富士勝昭さんと大阪アナウンサーによるトリオ漫才が面白過ぎて、これ目当てに相撲中継を観てる視聴者も少なからず居るという塩梅です。
漁村散策。
次は「木造」(きづくり)。
目が光る土偶駅舎として有名
駅前に保存?されてる歯科医院も良い味出してます。
駅との間に見えるのが岩木山。
そして手前、神武食堂の「担々麺+チャーシュー丼セット」
田舎の食堂ですが驚くほど美味いです。
旧高谷銀行(盛農薬商会倉庫)。
1892年堀江組築。
商店の「こみせ」をガラス戸で塞ぎ、隣と連結してアーケード状にするのがこの土地の表通りの特徴。
が、廃屋や歯抜け土地が多く、このように「こみせ」は分断されてしまってる方が多いのが現状です。
「佐野商店」。腰を抜かすほど見所ポイントが多い老舗酒店です
が、90年程前に「矢の根弓サイダー」を販売、ご当地サイダー屋と成りました。
サイダーは2009年に製造終了、機械は見学の為に残しているそうです。
商店としても営業していなくて、団体社会見学客のある時だけ店を開けるそうです。
高齢な女将は左の居間に普段陣取って動かないそうで。
初めて木造に行った時、前を通りかかったら女将が「中見ますか?」と声をかけてくださったのです
そして何故か左の棚の掃除を女将と二人で始める羽目に(笑)
その後も何度か木造に行ってますが、中に人が居る気配がぜず心配です。
続いて「五所川原」。
ここは津軽鉄道で有名ですね。
なので立佞武多だけ掲載します。
いよいよ本題の一つ「板柳」です。
始発の五能線からリンゴ園越しに岩木山
板柳駅跨線橋から五所川原方向。
駅前からイキナリ濃い物件が
「板柳温泉公衆浴場」
明治34年に弘前女学校(現、聖愛高等学校)が元大工町から移転して残った旧校舎を明治37年に買い取って移築したもの。
つい最近まで営業していたようですが、残念。
かつては裏手の板柳温泉宿と合わせて泊まりも出来たようです。
かつてはリンゴ庫だったのでしょうか。
とにかく板柳には土蔵から低温倉庫まで倉庫(と転用物件)が凄く多いです。
昭和30年前後にゴールドラッシュならぬリンゴラッシュで地域が大変潤ったそうで、いたる所にリンゴ関連のものを見かけます。
「パチンコ北大」。
現在は国道339号(終点近くの階段部で有名)沿いに大規模店舗を構えてます。古い建物をそのまま放置して別の場所に新しい大きな建物を建てるのがいかにも地方流。
側溝の蓋もリンゴマーク
板柳のオバチャンは朝が早い。この時点で7時30分丁度
飲食店以外のお店はもうどこも開店している勢いです。
「スピードスプレイヤー」きた〜
マッハロッドやブラバムBT47Bじゃないよ。
SSと略されます。
農業用小型特殊自動車ですから自治体発行のライトグリーンの小さなナンバープレートが付いてます。
元々果樹園の枝の下から防虫液を噴霧する車両で、日本ではトラクターによる牽引式より自走式が普及しています。
地形に応じて4輪、6輪、3輪、クローラ式、4WSなど豊富なバリエーションがあります。これは後輪がダブルタイヤに成ってますね。
従弟が長野県豊野でリンゴ農園を経営しており、やはりガレージにこれが。因みに先日の千曲川水害ではリンゴ園は全滅、家屋は床下50cm浸水でしたが、金銭面では県が全額保証してくれたそうです。恐るべし長野県。
「成田ストーブ病院」。
こうした何とも言えない微妙な各種センスが感じられる土地、それが津軽。
高低差のある疎水が4本並行して流れる場所。
真ん中はサイフォンで流れが消えますが、出口がどこだか確認出来ませんでした。
「ユキコダンスルーム」。統一されてない合体感が味わい深いです。
「�蠅気�ら観光」車庫。内には5台ほど入ってました。この種の商売は今大変ですね。
向こうに岩木山。
主役登場
西側から接近しますが、凄い存在感に圧倒されっ放しです。
「板柳高架配水塔」1988年。全高57.161m。有効容量2540㎥。
隣接する板柳町上下水道課管理舎では早朝から設計会議が開かれており職員が多数集結していました。
東側から眺めた見事な光景。
謎のモニュメントと。
塔の北側の盛土の上から。三角点が設置されてました。
地下水槽のマンホール。
リンゴ農園を南下。
配水塔の南西に馬場がありました。
堀と柵で囲まれ周囲より一段高い台地状に成っていて、かつては本格的な訓練用具が設置されて整備されたオーバルコースの痕跡があります。
入り口はトラックのプールに成っており、運ちゃんがデコトラを洗っていました。
馬もちゃんと居ます。
社長は現代の働き馬と動物の馬の両輪で商売してるんでしょうか。
分水発見
オシャレな住宅が。
実は栗の木も多いです。
藁ぶき家屋も何軒もあり。
屋敷の他に大きな倉庫、そして凝った門構えの農家がこの辺りの典型的な印象です。
地域柄「工藤」「葛西」さんが多く、「奈良岡」さんが続き、西沢さん等の西の字が付く苗字や屋号も多いですね。
妻部の見事な漆喰装飾に注目
切妻屋根のオーバーハングぶりに注目。
出梁状の部分を長くするのが地域で流行したらしく、屋根がどんどん張り出すインフレが起こったものと想像。何せ見栄で出来てるような土地柄ですから一度競争が始まると際限が無くなってしまうという。雪の重みは大丈夫なんでしょうか。
三輪型(ただしフロントダブルタイヤ)SSの出撃準備に余念がないオッチャン。
庚申塔。
百万遍の碑も多数見かけます。
マンホール。
役所前の通り。
かつては弘前藩の代官所があった為、旧街道はクランクがやたらある印象です。
岩木川にやって来ました。向こうが弘前市街。
振り向くと凄い存在感の物体が・・・
歯医者?
私設「世界写真機博物館」
因みに館長の苗字もやはり工藤さん。シャッターはもう数年は開いてない印象です。
館長はもう90歳近い年齢のはずなので心配です。
この時間(9時くらい)でシャッター閉まってる店は営業してないか廃業してしまったと判断せざるを得ません。
津軽で最も古い蔵元「竹浪酒造」
が、三月に倒産してしまいました・・・
http://www.takenami-shuzoten.com/
衣料店ではオバチャンが出たり入ったり忙しそうに働いてるんですが、何がそんなに忙しいのかは謎です
津軽では塀などのレンガ建築物をよく見ますが、板柳の街中にも痕跡が多く残ります。
東急発見!
この日は神社周囲が慌ただしく通りで太鼓がドンドコ鳴ってるので観たら、神主?さんが各商店を巡ってお祓いをしていました。
「板柳町立郷土資料館」
本体は旧板柳中学校校舎(1952)、合体してる装飾構造物は板柳尋常高等小学校(1899、後に役場庁舎に転用)の正面玄関。
消防署が密着していて遠景から観察する事が出来ません。
消防署の油槽。
「加藤元昭商店」
板柳出身で最も有名人(と私が思う)元小結「高見盛精彦」こと14代東関親方の実家です。
ご両親に「お店の写真撮っていいですか?」と尋ねたら、お母さんは恥ずかしいと店頭から離れてしまい、お父さんは大爆笑(画面左端のお二人)。基本はリンゴ農園で高見盛関の似顔絵が描かれたジュースとかも販売してますが、今はリンゴ収穫前なのでメロンの出荷に忙しそうでした。
余談ながら東関親方が審判で土俵際に現れると、ついつい取り組みをする力士より東関親方の方に視線が行ってしまいます
総督的研究ポイントも多数。
板柳駅。
もう一人の角界出身者、元関脇「追風海英飛人」氏。現青森県議。
リース用SSを揃える業者。
隣の軽自動車と比べるといかにミニチュアかが分かりますね。
クローズドキャビン式は、作業者が防護服やマスクを装着する必要が無い上、エアコン完備で高齢化した農家には助かる仕様です。が、高級外車が買える程の超高価ぶりが難点。
昼食はあえて街から外れた県道35号沿い「ふくふく亭」でホルモン野菜炒め定食
高齢の大将がテキパキと調理。場所柄主な客は街道を行くトラックの運ちゃんだと思われます。東京で流行る過剰な美味さではなく、毎日食べても飽きない旨さです。
列車は本数が少ないので、全席指定席の快速「リゾートしらかみ」も利用対象です。五能線内は各駅停車。ハイブリッドの「ブナ編成」が来ました。
再び車窓からの岩木山。
五能線も終点、川辺駅の向こうは田舎館村です。
遠方に八甲田山系。そして画面端にまた凄い物体が見えます
西側からずんずん接近。
「田舎館村上水道高架水槽」1985年。全高56.5m。容量1600㎥。完成時東洋一高い配水塔という事ですが、戦前に旧満州で日本が建設した高架水槽群の方が圧倒的に高い気がします。
画面右には浄水施設が見えますが、地上タンクも建物も老朽化が激しいようです。
何でこんな近くで同時期に競うように高架配水塔が建ったのか?とツッコんではいけません
田舎館村を徘徊。
馬頭観音。
このセンス、素晴らしいですね。
田舎館村といえば「田んぼアート」
毎年単位面積収穫量日本一を誇っていた先々代の村長が自分の水田で趣味で始めたのが受けて村興しに、その後全国に広まりました。
これは2016年、役場の屋上から。
草刈真田正幸の向こうが田舎館城址一郭。
稲に色塗ってケシカランと罵る人が居ますが、色彩は品種の違いで出してます。
因みに「青天の霹靂」とは田舎館村ブランドの新種。
反対側を見ると高架水槽が。
その左手向こうに見える鉄橋は奥羽本線第一平川橋梁。
望遠で近くに見えますが、高架水槽までは2km、鉄橋までは6kmほど距離があります。
地上から草刈正幸と田舎館城址。
「生魂神社」。
近くには刀匠中畑國廣氏の工房があり、例年の夏場は日曜日に誰でも見学が出来ました。
田舎館城址のサイカチ大樹。
城址から役場を望みます。
田舎館城には天守なんか有りません。
村役場の門。田舎館城と堂々と名乗って清々しい程の見栄オーラがスバラシイ。
萌えキャラも居ます
昨年は「おしん」でした。
田舎館村の田んぼアートには弘南鉄道沿いに第二会場があって専用展望台が建ってます。
2016年の「シン・ゴジラ」。
昨年は「ガラピコぷ〜」。
向こうに見えるのはオリンパスの医療機器工場。
田んぼアート駅。
田舎館駅から電車が来るよ。
弘前市街方向。
田舎館城址、高架水槽方向。
八甲田山系方向。
田んぼアート駅へ。なんか来る!
弘南鉄道が誇るED333がホッパー車を押していたのでした。
見た事がある気がする電車とその車内。
という訳で津軽を離れ青森に戻ります。
青函連絡船「八甲田丸」
今年3月に塗り直された可動橋。
八甲田丸煙突上展望台より、画面真ん中が津軽海峡。
就航56周年イベント動画配信の撮影を終えた葛西機関長と檜山丸西沢キャプテンが亡くなった話などをする。機関長は別件の用事でこの夜飲めず。
「おめでとう56歳!汽笛でHappy Birthday!」動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=GHcRDhlRsFg&feature=youtu.be
行き付けのお店「三ッ石」へ。
マスクして変装してるのに、入る早々オーナーマスターも店長も「しばらくぶり」とバレバレ。
田酒を狂ったように呑む。
やはり西田酒造の外ヶ濱、の発泡酒。これがまた美味い。
ツブ貝、ホタテ等の貝を狂ったように食う。
フジツボは予算的に今回パス。
鯵ヶ沢の酒「安東水軍」。漁師がはめ外して飲む為のパワフルな味わい。酒に弱い人は一口でダウンするはず。
そしてこの店名物、マスターが自ら獲って来るエゾシカ料理。
私的に田酒を超える唯一の存在、八戸酒造の「限定陸奥八仙純米吟醸生(通称、裏八仙)」
因みに板柳竹浪酒造の「岩木正宗」、一次産業従事者が呑んで疲れを発散する為の酒で酔いが一瞬で回ります
鯵ヶ沢と五所川原土産の例。
おしまい。
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