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2020年07月30日22:02

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「勝ち越すまでは我慢して出たが、もう無理」だった貴景勝だが、心配なのは白鵬か。

■大関貴景勝が休場、前日にカド番を脱出 大相撲7月場所
(朝日新聞デジタル - 07月30日 10:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6176107
大相撲七月場所十二日目、記事にもあるように昨日の関脇御嶽海戦で8勝目を挙げて角番を脱出したばかりの大関貴景勝が日本相撲協会に「左膝内側側副靱帯損傷で約4週間の治療期間を要する見込み」との診断書を提出して今日から休場(対戦相手だった小結大栄翔が不戦勝で勝ち越し)、一横綱一大関が不在の土俵となった中、昨日大栄翔に不覚を取った横綱白鵬が関脇御嶽海の土俵際逆転の突き落としに屈して連敗し、北勝富士を掬い投げで制した大関朝乃山、突きの応酬の激しい展開で玉鷲を寄り切りに退けた帰り入幕の照ノ富士の一敗グループに星一つ後れる二敗に後退する展開となりました。
今日の白鵬、新大関の朝乃山に土を付けた実力者御嶽海を相手に、立ち合い右で張って右上手を掴み、さらに左上手も取って一気に前に出るも、土俵際で御嶽海の右突き落としを食らって西土俵から飛び出して勝負あり。初日から10連勝と賜杯レースをリードしてきた横綱が連敗して二番手に下がっただけでなく、右足を引き摺りながら花道を引き揚げるほどに。御嶽海はこの一番を「捨て身でした。張られて体も流れていたし、上手もとられてダメだと思っていた。ただ、勝ちたい気持ちが強かった」と振り返ったようですが、土俵際までほぼ完璧な取り口だった横綱としても考えも及ばなかった御嶽海の"土俵際の魔術師"ぶりであり、昨日敗れた同士の一番は「連敗はしない」と言う気持ちの大きさの差が表れた感じがありました。
さて、今日から休場の貴景勝は、勝ち越しを決めた昨日の取組後に膝の状態を「万全です。大丈夫です」と話していたとのことですが、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)によると、その夜に貴景勝から「痛くて相撲が取れない」と申し出を受けたとのことで、中日(北勝富士の叩き込みに屈して三敗目)から痛みがあり我慢して土俵を務めていたとした上で「ファンの方には申し訳ない。本人も悔しいと思う」とコメントしたとか。中日時点で三敗に後退し、九日目あたりから土俵下の控えで場所前に痛めていた左膝を気にするそぶりが目立つようになり、横綱白鵬、大関朝乃山との対戦を残したままで角番脱出が危ぶまれた中、九日目から炎鵬、碧山、御嶽海と様々なタイプの相手を制して何とか勝ち越しにたどり着いた貴景勝としては、とにかく「角番脱出」と言う"最大の目標"を何としても果たすことが必須であり、痛い膝を抱える身としつ、それが精一杯だったのではと思います。
こうして、最後の三日間の取組表から大関貴景勝の名が無くなる展開となり、一敗で賜杯レースの先頭グループに名を連ねる東前頭17枚目の元大関照ノ富士としては、昨日の錦戸審判部副部長(元関脇水戸泉)が示唆した上位戦の可能性も高まることとなり、早速明日の十三日目に共に一敗を守った大関朝乃山との割が組まれることになりました。今日の玉鷲戦では立ち合いからの突きの応酬で主導権を奪い合う激しい攻防に始まり、途中で間が空いて左で張って左差しから寄り切りで制する気迫に満ちた一番で一敗を守り、明日の大関朝乃山戦はトップを並走する一敗同士の対戦となり、横綱白鵬の状況によっては今場所最大の大一番になる可能性があるわけで、この"奇跡のカムバック"の元大関の明日の土俵が大きな注目を浴びることになると思います。
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