面接時の服装について聞かれました。
これは、なかなか、面白い問題です。
私は、次の理由からきちんとするべきだと思います。
1 その人の中身まで詮索しようがないから。
普段、服装で他人を判断することはありません。しかし、第一印象は別ですね。特に、関係がない人の第一印象は別です。
精神的なものが、入ってこない。入るはずはない。無関係だから。たとえば、クラスメイトというものは長く付き合う可能性があるから、中身が心の中に入ってきます。ところが、学生にとっての自分の専攻とはあまり関係がない一般教養の教員は、禿げているな、ネクタイがダサいな…程度です。中身は、講義内容(というより活字に起こしたときの文章の表層)だけ。そこを掘り下げるとその人の世界観などがわかって面白いと思いますが、関係がない科目はそこまでしません。
教員側から学生をみるときも同じでしょう。
面接などいい子ちゃんを装うに決まっています。だから勢い、注目は表面に止まります。
「人は見た目が九割」という話があります。あれが嫌いなのは、面接の教授と受験生のような表面的な関係しか想定していないからです。
2 無意識の領域まで入っていくから。
今まで、服装について聞いた話で、最も傾聴に値すると思ったのは、服装は無意識の領域に影響するというものでした。仕事仲間のNさんです。彼の説によると、カバンが大切だとのことです。しかも、ヴィトンなどではなく、誰もが知らないブランドの高級品を持つと、カバンのせいではなく、本人の重みになるとのこと。なるほどと思ったのは、「生命の重み」「自己決定権」などと言っても、予備校で習ったことをオウムのように繰り返しているだけの場合もあれば、その人の全人格を賭けて言っている場合もあります。その辺りの判断は、印象でしかないからです。
といっても、自分は服装を気にしていません。面接という年齢でもありませんし。
では、面接試験を受ける受験生は、
実際にどうするか。男子私立医学部浪人生の場合を想定します。予算の制約はないとして考えてみます。現役は制服でしょう。女性のスーツについては、全くの無知です。
スーツ
a オーダーにする。
体にぴったり合うから、きちんとした感じが出るから。エフワンやハナビシで作れば、デパートの既製服より安くできるし、納品も早いです。
b 値段は、六万〜十万
中の上から上の下。それ以上だと、キザっぽくなったり、遊び人風になります。
c オーソドックスな形のもの
スリーピースやズボンを折り返すのは、生意気そうだからダメだそうです。と、学生の面接の服装を多くアドバイスしたオーダー店の店長が言っていました。そんな因業な爺ィが面接する大学は嫌ですが、こちらは選ぶ権利がありません。まあ、大事をとってといいます。ご説ごもっともで低姿勢で行くしかないですね。
色は、黒、濃いネービー、ダークグレーあたりでしょう。就活の学生の黒は単なる流行です。しかも、女子などは喪服と兼用出来て安上がりだから流行ったとか。だから、黒でないといけないというわけではありません。
シャツ
d 白い無地のカッターシャツ。綿100%
ボタンダウンはダメ。
e 最低でも五枚くらい作る。
数日連続で面接が入り、クリーニング店が休みなどということがあるからです。私などは、ネクタイを毎日締めるわけではありませんが、それでも、まごまごしているうちに、八枚あるシャツをすっかり使い切り、一挙にクリーニングしたことがあります。
バック
たとえば、下のような、センスがある小ぶりのもの。品物はいいが、しかし、女の人が欲しがるような知名度が高いブランド品ではないもの。
https://www.mansaw.net/shop/goods/goods/goods.php?act=Goods&mode=Detail&id=00000285
(万双というメーカー。上野に店舗があります)
靴
ストレートチップ、内羽根、黒
が、正式なリクルートルック。
https://www.lanecrawford.com/product/allen-edmonds/-park-avenue-leather-oxfords/_/AOL766/product.lc?utm_source=Affiliates&utm_medium=Affiliates&utm_campaign=Linkshare_UK#?selectedImage=4
(アレンエドモンズ。東京では、トレーディングポストで試し履きできます。)
のようなものがいいですが、
f 試し履きをして選ぶ(特にワイズは履いてみないとわからない)
g 革底なら、すぐにつま先にゴムを張る
h 何度も慣らし履きをし、磨いてキーパーを必ず入れる。
ネクタイ
レジメンタル(斜め縞)、ドット(水玉)、小紋、ペーズリー(勾玉文様)、無地 に限る。
無地は、例外はあっても、トランプのような、スタイリストがついている立場の人でないと難しいです。
トランプは、スタイリスト付きで、一本五万円以上のハンドメイド品を締めているから決まっているのでしょうね。若者がそれをやったら、キザの極みです。
書いていたら、私も面接を受けたくなりました(笑)
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