三島の山には、大きな枇杷の樹が二本。
昨日、早くなるほうの木の実がどっさり届いた。
ほっぺが落ちるくらい甘くて美味しい。
大好きな枇杷でお腹がいっぱいだなんて、幸せすぎる。
伊豆で生まれ育ったから、赤ちゃんのときから、海の幸、山の幸 . . . ふんだんにいただいてきた。
まだ幼稚園に入る前から、祖母たちにくっついて、田植えや茶摘み、鶏の餌やり、卵集め、さまざまな作業や収穫を手伝わせてもらった。
みそっかすだもの、足手まといだったはずなのに、邪険にする大人はいなかった。
カッコウが鳴いたら お豆を蒔こうね、
蒔くとき怒っていたら 大根が辛くなるんだよ etc.
たくさんたくさん教わった。懐かしいな。
いまになって思うと、有り得ないくらいに贅沢なことだ。
おいしい枇杷をほおばりながら、ちょっと泣きたくなった。
◆ 写真は、お皿に盛ったビワと 庭の薔薇のマチルダ。
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