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2020年05月13日23:40

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コロナ関連最新情報 日本の国鳥キジ 鮮やかな体のメスが見つかる

5月13日(水)
首都東京は、今年一番の暑さとなりました。最高気温は27度、湿度は30%代です。風の影響により、日中窓があけにくくなっています。夏日を記録しても、街中ではマスクを着用している方が沢山います。今後一般市民はウィルス対策と平行して、熱中症対策をしなければなりません。

 今回、コロナウィルスの最新情報と共に、ネットで話題になった国鳥キジのことを書きました

 キジについては、NHKダーウィンが来た!の放送をレポートしています。是非番組の方もご覧になって下さい。Youtube https://www.youtube.com/watch?v=rLJHfF4WFuQ&feature=emb_logo

                    コロナウィルス関連最新情報

 緊急事態宣言が延長されて、6日目になりました。都市部では、人通りが元に戻りつつあるようです。経済面を考えると、緊急事態宣言の期限を5月31日より先に延ばすことは出来ないでしょう。首都圏を中心に、6月1日から小学校・中学校・高校の新学期が始るはずです。

 今日、大相撲高田川部屋に所属する28歳の力士が、新型ウィルスの感染が原因で命を落としたことが明らかになりました。新型ウィルスによる国内の死亡者では、最年少となります。

 日本相撲協会は、感染防止の観点から力士1000人に抗体検査をすると発表しました。海外では、アメリカのニューヨーク州を発端に、抗体検査が実施されています。東京都では、全国に先駆けて、6月から抗体検査を受けられるようになります。

 写真 掲載元 東京新聞東京WEB 2020年4月25日付 <Q&A>抗体検査ってPCRとどう違うの? 感染を把握 精度に課題 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020042502100029.html
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 感染症対策の専門家は、新型ウィルスについて分からないことが多く、抗体検査で陽性反応が出ても、再び感染しない保証はない、との見解を示しました。

 気温も湿度も高くなる夏場に、ウィルスを抑え込むことが出来るのか、今岐路に差し掛かっています。
 今日5月13日、東京都内の一日当たりの感染者数は10人、隣接する神奈川県でも10人、大阪府は12人と発表されました。前日新規感染者数が1人にとどまった大阪府では、家庭内感染があったのか、詳細は明かされていません。なお自粛要請解除の独自基準は6日連続達成しています。明日14日も基準を満たせば、いよいよ今月16日(土)から段階的に自粛要請の解除が始ります。

 なお感染症対策の専門家は、今後コロナウィルスとの戦いが長引くことを踏まえ、企業にはできる限りテレワークを実施するように呼びかけました。従って、大企業を中心に会議などもオンラインで行う機会が増えるはずです。文部科学省は、公立の小・中・高校でオンライン授業を取り入れる方針を示しています。既に東京都の小池知事は、5月5日の会見でオンライン学習の環境整備に向けた緊急支援として、PCなど端末を貸し出す事業に、補正予算449億円のうちの84億円を計上すると発表しました。

 人々の外出自粛が実を結び、全国的に新規感染者は確実に減っています。国のコロナ対策を担当する西村経済再生担当大臣によると、明日14日(土)には、特定警戒都道府県以外の34県と愛知県、福岡県を含め39県の緊急事態宣言を解除する方針を示しました。引き続き我々は、新型ウィルスと向き合いながら経済活動を続けます。


 

さて、話題を変えていきましょう。今日野鳥関連で気になる記事がありました。福井県で、首元が鮮やかなブルーに染まったキジのメスが、発見されたのです。キジといえば、飾り羽が長く、首下から腹部にかけてブルーとグリーン色の鮮やかな雄の姿が目を引きます。対照的に茂みの中で抱卵するメスは、地味な茶色をしているのです。

 福井県で目撃されたメスのキジは、オスとほぼ変わらない色をしていました。地元の野鳥好きな方が、オスと並んで歩く姿を写真に収めたのです。

 実のところ、多摩川の一級河川日野市の浅川河川敷でも、派手な色のメスが発見されたことがあります。体の色がカラフルであれば、抱卵中敵に見つかってしまう可能性があります。なぜメスの中でオスのように緑に変色する個体が出てくるのか、未だにはっきりとは分かっていません。詳しい理由を知るには、今後も観察する必要があります。


■頭はオス?だけどメス 野生の希少キジ、福井で撮影成功
(朝日新聞デジタル - 05月13日 14:56)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6080426

 写真=キジのオスと変色したメスの2ショット 撮影者福井県敦賀市 吉田俊雄氏
掲載元 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20200512004127.html
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 本日は、2017年4月19日に、放送500回を記念したNHKダーウィンが来た!「強いぞ!日本の国鳥キジ」をレポートしました。

 私自身も2017年5月頃、キジの撮影を目的に多摩川河川敷を訪れました。今では、古い橋の架け替えに伴う、大規模工事により、棲家となる葦原が刈られてしまっています。キジの数は、以前より少なくなりました。2019年10月12日に列島を襲った台風19号の影響により、多摩川は氾濫防止に向けて、大規模工事を行いました。ヒバリが繁殖していた中州の葦原はほとんどなくなってしまっています。工事によって、野鳥の数は確実に減りました。

 写真は2017年5月21日に多摩川河川敷で私が撮影したキジのオス
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 国鳥キジは、今もなお里山では身近な存在で、田畑を耕す春先から、人々の前に姿を現します。番組の方は、You tubeにもアップされていました。是非ご覧になって下さい。

 外部リンク ダーウィンが来た!の放送について https://inko.exp.jp/2017/04/08/post-1795/

        Youtube https://www.youtube.com/watch?v=rLJHfF4WFuQ&feature=emb_logo

                 <NHK ダーウィンが来た 強いぞ!日本の国鳥キジ>
 

1億3000万人が暮らす日本の国鳥は、河川敷の草むらや田んぼで繁殖するキジである。古くから桃太郎伝説にも登場し、鬼退治に一役かっていた。
古くから農作業をする人々の身近な存在だった。オスは顔が赤く、長い尾羽を持つ。腹部は緑と青に染まっていた。声を出さなければ、人々の目につく機会は限られる。春先には、縄張り主張のため、翼を小刻みに振る「幌打ち」を繰り返す。静かな川原にも鳴き声が轟くものの、姿までは見せてくれない。一方メスの方は、オスよりも小さく、地味な茶色をしている。鳴き声を立てず、茂みの中でこっそりと活動している。今回は、身近な鳥であるキジについて深く見つめていく。

第1章 勇者キジ!知られざる素顔
原っぱや畑が混在する里山でオスのキジが、甲高い鳴き声をあげながら、翼を羽ばたいていた。繁殖期となる3月末頃から、朝方を中心に度々河川敷や開けた草地で目撃される。一方メスの体はは、オスよりも大分小さく、茶褐色に染まっている。夫婦のキジが歩いていると、オスの方に目がいってしまう。オスの平均体調が80cmに対して、メスはわずか58cmにとどまる。行動範囲も狭く、人前に姿を見せない。

縄張り合戦を行うオスは、春先鳴き声を響かせる。赤色の顔にも特色があり、真っ赤な肉垂れを持つようになる。非繁殖期は、顔の部分がおおよそ青色に染まり、目の淵にわずかに赤の肉垂れを持つ。
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パートナーを得るまで、同姓の仲間と縄張り争いを繰り広げる。朝方の静かな河川敷や田んぼで、度々土手を登り、甲高い声をあげて、羽ばたきをはじめる。専門用語では、縄張り主張に伴うオスの羽ばたきを「幌打ち」という。縄張りの主は、侵入していたオスと向き合うと、幌打ちを始める。侵入者は、縄張りの主と向き合い、注意深く観察する。互角に戦えると判断すると、果敢に戦いに挑む。両者距離を詰めて、垂直に飛び上がり、羽を羽ばたく。蹴爪と呼ばれる突起を持つ足で、ライバルの腹部を蹴りながら羽ばたきを繰り返す。着地した直後、嘴で尾羽を突いて、再度攻撃をした。
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 声はすれども姿は見えないキジといわれるものの、一部地域では頻繁に姿を現す。赤いものを攻撃する習性から、縄張り内の道路を走る徐行運転中の郵便バイクに接近する。軽やかな足裁きで、道路を走り、ひたすら追いかけていく。配達員がブレーキをかけて、サドルから降りると、さらに距離を縮めた。両足で飛び上がり、嘴を突き出して、緑色の裾を引っ張った。配達員が遠ざかるまで、繰り返し、攻撃を加えた。大胆にも仕事中の配達員を外に追い出したのである。渡り鳥の研究で有名な東京大学の名誉教授樋口広芳氏によると、キジの攻撃対象は赤い物体だという。郵便配達のバイクは、共通して赤色の箱を乗せている。真っ赤な肉垂れを持つライバルオスと、郵便配達の籠は同色である。試しに白い籠を載せたバイクで走ると、キジは全く近づいてこなかった。赤い物体に乗った郵便配達員が、緑色の服を着ていても、敵とみなしている。普段は警戒心が強く、人の気配を察すると、すぐに逃げる傾向がある。地域によっては、人を恐れず、堂々と姿を現していた。


キジは、江戸時代から身近な存在だった。諺にも数多く残っている。「雉も鳴かずば打たれまい」は、余計なことを言って、自ら災いを招くことを意味する。草薮に紛れ込むキジは、たしかに鳴き声を立てなければ、発見されにくい。大昔、猟師はキジの鳴き声を聞いて、居場所をつかみ、猟銃で仕留めていた。

 もう一つ「頭かくして尻隠さず」の語源は、一説によるとキジの行動にあるという。長い尾羽を持つオスは、小さな藪の中に入っても、尾羽がはみ出してしまう。言葉の意味は「悪いことをうまく隠したつもりでも発見された」である。

 けんもほろろという言葉も、キジに由来する。「頼みごとを無愛想に断る」という言葉は、オスの声と羽音に関係する。言葉の意味を探ると、キジの行動が見えてくる。古くから人々は、キジの生態をよく理解していた。

第2章 家族のために強くなれ!
日本の国鳥キジは、春先からオス同士頻繁に鳴き声をあげている。縄張り内にメスが現れると、少しずつ近寄り、横に並ぶ。メスは、オスと視線を合わせないように体の向きを変えた。オスはしぶとく後を追い、穀物を啄ばむメスと同じ目線に立ち、様子をうかがった。追跡中のオスは、黙ってアプローチをした結果、メスの背中に乗り、交尾を始めた。

 5月上旬には、ほぼ同じ場所で、一羽のオスの姿があった。相変わらず、鳴き声をあげて、幌打ちをする。道沿いの草むらでは、メスが抱卵していた。羽をすぼめてじっとしていると、枯れた葦と一体化する。一回につき平均10個の卵を産み落とす。一方縄張りを主張するオスは、複数のメスを抱えている。一夫多妻制で、4月から5月上旬まで繁殖活動が続く。首都圏の河川敷や里山を散策すると、頻繁に鳴き声を聞くことが出来る。注意深く探すと、藪の中から姿が見えることがある。鳴き声が止むと、居場所は分からない。冬場、葦原を分け入ると、不意をくらったかのようにキジが飛び出すこともある。未だに都市部に住む人々の身近な存在だった。

写真=キジの卵 掲載元 関東近辺ぶらぶら旅日記 Vol.3 雉の抱卵2019より クリックして、他の写真も見てください。https://goryounuma.blog.fc2.com/blog-entry-262.html
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 キジのオスは、繁殖期に休む暇なく、鳴き声を出して、縄張り合戦を繰り広げた。ライバルを追い出して、数多くのメスのハートを射止めると、子孫を残す選択肢が着実に増える。全ての卵が無事に孵化をしても、確実に雛が成長できる保障はない。野良猫の他にもカラスに食べられて、命を失うリスクがある。メスの抱卵中も決して油断はできない。タカ科のオオタカやツミ、小鳥類のシジュウカラやエナガのように基本的に木の上で巣は作らない。新緑の5月ごろ、草が生い茂ると共に、メスは地上で産卵を行う。夜間を中心に徘徊するキツネや野良猫などに見つかり、巣を放棄することもある。


ビタミンやたんぱく質が豊富な卵は、格好の食べ物になる。茂みに紛れ込んでも、木の上の巣よりも、見つかる頻度は格段に高い。オスは、巣が丸ごと失う事態に備え、パートナーのメスを沢山持つようになった。繁殖活動中から外敵への警戒を怠らない。卵を狙う猫に対して、金切り声を上げて、遠ざける。集団を作るカラスも厄介な存在だ。相手となるカラスの方が数多くても、怖気づくことなく、足を踏み鳴らして、牽制した。幌打ちをすると、羽音が響く分、カラスは驚いて飛び上がってしまう。しぶといカラスまでオス一羽で立ち向かい、メスと卵の安全を守った。

 最大の天敵は忍び寄りの名人、アオダイショウである。匂いに敏感なアオダイショウにはカムフラージュが通用しない。オスのキジは、辛うじて草の中を這うアオダイショウの気配を悟り、何度も足で踏みつけ、嘴で頭を突いた。アオダイショウに毒はなく、羽を噛まれても、致命傷になりにくい。相手の攻撃を恐れず、嘴で首元をくわえて、持ち上げ、地面に叩きつけた。オスは、勇敢にもアオダイショウに立ち向かい、息の根を止めた。

 写真=カラスが見ている前でアオダイショウを加えるキジのオス
掲載元 フィールドノート 2011年6月25日 カラスとキジhttp://www.suwanet.net/~sakailab/note/2011-1/20110625kk0.html
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 強いオスと結ばれたメスは、雨の日に10羽の雛鳥とともに藪の中を歩き出した。生後わずか1日で視力と脚力を獲得し、食べ物を探す能力を持っているという。産まれて2日後には、巣から離れる。笹の葉によって雨粒が遮られた。幸い足元はぬれずにすむ。移動を続けることにより、敵に居場所を悟られにくくなる。雛鳥は本能のままに、葉の裏についた虫までつまみとった。毛虫に興味を示し、器用に嘴に挟み、くわえあげる個体もいた。

 藪の中で移動している最中、倒木に突き当たり、立ち往生する。いざとなれば、母親は羽を振って、倒木をまたいでいた。子供はさすがに羽が未発達な分、歩いて越えることになる。幸いにも地面と倒木の間の隙間を見つけ、姿勢を低くしながら潜り抜けていった。一羽の雛鳥は、鳴き声をあげて、助けを呼んだ。兄弟のように隙間を潜れず、足がすくんで動けなくなっていた。遠くから見守っていた父鳥が、雛鳥を迎えに来た。直接手を差し伸べることはなく、倒木の上から我が子を見下ろしている。隙間潜りが難しいのであれば、足を使ってよじ登るように促した。雛鳥は、父鳥から励まされ、倒木に足をかけながら、ゆっくりと反対方向へ降りて行く。障害物を乗り越え、父親に先導されながら、茂みに隠れる母親の下へ帰還した。産まれて間もない頃は、背丈が低い分、小さな石の前で立ち往生してしまう。母鳥と父鳥の協力によって、藪の中を歩き出した。
 
写真=雛鳥     
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 6月下旬、まもなく生後2ヶ月を迎える雛鳥は、背丈が20cmまで成長し、足はすらりと細長くなった。10羽の雛鳥のうち、4羽の雛鳥が首を低く保ちながら、彩食していた。残りの6羽の雛鳥は一向に姿を現さなかった。藪の中を歩いている最中、親鳥を見失った隙に、野良猫に狙われるリスクもある。10羽のうち、4羽まで減少していた。青空をタカ科のトビが旋回している。草むらに潜むネズミとともに、鳥の雛鳥まで襲い掛かる。キジの母鳥は、猛禽類の存在にいち早く気づくと、一声鳴いて、子供たちに避難を呼びかけた。生き残るためには、母親のそばで行動し、すぐに隠れる術を身につけることである。初夏から暑い夏間にかけて、子育ては続く。

 涼しい秋風が吹く10月、葉っぱが生い茂った茂みの中から、うす赤い肉垂れを持つオスの若鳥が現れた。体は茶褐色であり、メスと大差はない。ひと夏を越えると、母鳥と距離を置き、自分で食事をするようになる。兄弟のメスは、母親とほぼ同じ大きさに成長していた。オスもメスも産まれて翌年には、繁殖活動を行う。

 写真=メス 2017年3月1日 町田市北部小山田緑地で私が撮影
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 日本の固有種キジは、里山や河川敷で生活している。冬の間は、鳴き声を立てない分、身近な場所にいながらも見つかりにくい。春先は、縄張り主張のために頻繁に鳴き声をあげ、人気のない朝方を中心に度々観察される。初夏から夏間には、メスが中心となって子育てを行う。オスは、抱卵中から常に敵に目を配り、カラスをはじめ、時にはヘビの一種アオダイショウと戦った。江戸時代から身近だった国鳥は、21世紀の現代、河川敷や草むらの中でひっそりと命を繋いでいる。







緊急事態宣言 計39県で解除へ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6080766
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