4月8日(水)
中津川〜大井
今日からは単独ひとり旅だ。
のんびり行くことにした。
出発も遅く、ホテルのチェックアウトは9時30分だった。
昨日終了した中津川駅前、新町交差点から出発する。
中津川宿は交通の要所だった。
だからたくさんの歴史があり史跡が残っている。
桂小五郎が逃げ隠れた料亭の跡。
前田青邨の生誕地は愛知銀行中津川支店になっている。
間家大正の蔵や歴史資料館は閉鎖されていた。
残念だけど、また来よう。
すやと並ぶ栗きんとんの名店、川上屋があった。
屋号の由来は中山道と川上街道の追分で商売をしていたからだ。
中津川宿は面白かった。
古い建物と今の変わったお店が混在している。
また落ち着いたらゆっくり来よう。
土日だったら前田青邨の生誕地の銀行駐車場に車を停めればいい。
中津川橋を渡ると住宅街になる。
普通の民家にも中津川宿の灯籠が置いてある。
やがて坂道になり上っていく。
こでの木坂を登りきると中津川の街が見下ろせた。
国道19号を渡り坂本地区に入る。
美濃坂本駅あたりの脇道を真っ直ぐ歩く。
坂本地区は中津川と恵那のあいだにある。
田んぼばかりの田舎だ。
ここにリニアの駅ができるそうだ。
どんなふうになるのだろう。
「食事処かわせみ」という店があった。
昔ながらの定食屋と書いてある。
ちょうど11時過ぎていたのでお昼ごはんにする。
食事もすごく美味しかった。
それよりも手作り布マスクが300円で売っていた。
ちょうど欲しかったので購入する。
迷彩柄の格好いいやつだ。
地名の坂本の元になった坂本神社八幡宮にもお参りする。
中平神明神社という森の丘の上にある小さな社にもお参りする。
なにしろ今日は10キロちょっとの行程なのでゆっくり行けばいいのだ。
でも中津川と大井の宿は離れている。
だから茄子川という立場があった。
和宮や明治天皇も休憩した建物が残っている。
篠原家という庄屋で、今でも子孫が篠原歯科医院を開いている。
茄子川を過ぎると恵那市だ。
といっても景色はなにも変わらない。
やがて中山道は公園の中を横切った。
甚平坂公園という。
オジサンたちがなにか会話をしていた。
そのうちの一人が話しかけてきた。
恵那市観光協会の人だった。
公園からの景色や近くの史跡を解説してくれた。
新型コロナのせいで歩いている人がいない、いつもは中国人の団体もウォーキングしているのに。
こんなときにありがとうございます、と言って絵葉書をくれた。
甚平坂公園から坂を下っていくと恵那の町並みが見えてきた。
中央高速道路に掛かる橋を渡ると恵那の中心街、大井宿だった。
宿場の町並みを歩く。
やはり本陣もその他ミュージアムもすべて閉鎖されている。
そそくさと通り抜ける。
大井橋を渡ると恵那の中心街だ。
中央通りの交差点で今日のウォーキングはおしまい。
少し戻って恵那プラザホテルにチェックインする。
学生料金で予約していたので学生証を見せる。
大学生はお得なことがたくさんある。
夕食は駅前の裏道にある「ひかり食堂」で飛騨牛カレーライスと瓶ビール。
つづく
ログインしてコメントを確認・投稿する