本物の戦車を使用したド迫力の戦闘シーンが評判を呼び、本国ロシアで大ヒットを記録したほか、日本でも2019年10月に公開されて話題となった戦車アクション「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」の長尺版。「ダイナミック完全版」と題し、オリジナルの劇場公開版に26分間のシーンを追加した。第2次世界大戦下、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまったソ連士官イヴシュキンは、収容所で行われる戦車戦演習で、ソ連軍の戦車T-34の操縦を命じられる。しかし、与えられたT-34は実弾は装備されず、敵の砲火の的になることは明らかだった。死が待ち受ける演習を前に、T-34の整備を命じられたイヴシュキンは、収容所の仲間とともに脱出計画を立て、実行に移す。「太陽に灼かれて」の名匠ニキータ・ミハルコフが製作。(映画.comより)
こういうマイナーな映画が遅れてでも田舎に来ることに感謝です。よかった〜。都会だけで終わっていたら、わざわざ見に行かなかったでしょう。おもしろかった!絶対におすすめです。完全版は長いので、最初は「見れるかなぁ」と思っていたのですが、なんのなんの、武骨で粗削りな作りですが、これが本当におもしろかった。
ロシアの戦車T-34は、今でも語り継がれるほどの名車らしいです。当然、それにかかわってきた男たちも誇りを持っているわけです。そしてナチスドイツの戦車「パンター」も、もちろん名車です。どちらにも長所があって一概に比較することはできないでしょうが、多分ロシアのほうが重厚にできていたのです。そのぶん動きが鈍かったりする(でも小回りはきくみたい)のかもしれませんが、爆撃力が強かったり、逆に爆撃に耐える力があったりしたのでしょうね。あとは、時代の趨勢で「自分たちのほうが優秀に決まっている」と思い込んでいたナチスの油断じゃないでしょうか(個人的には、没収した戦車の中に積んであるものをきちんとチェックしていないなんて、油断の最たるものだと思う)。
お互いに認め合うほどの”できる男たち”、ナチスの将校とロシアの司令官、彼らが何度も巡り合うのはちょっとコメディちっくだったけれど、見栄えのしないロシアの男たち(司令官だって痩せた男だったし)が団結して策略を巡らせながら向かって行く様子はまさに「快哉!」の連続でしたね。通訳として召し上げられていた地味女も、見事な存在感。いやもちろん、地味な格好をさせられていただけで、きれいな人だったんだろうけど。
よくこんな映画を撮りましたね。製作にはオールドファンには懐かしいニキータ・ミハルコフ。なるほどね〜。この作品、インターナショナル版以外に「完全版」が2種類あるみたいで、I-MAXの完全版はロシア語とドイツ語がクロスオーバーするとか。もちろん田舎にはI-MAXなんてないので、違うほうの完全版。こちらは細かく割って10秒ずつくらい、合計で26分の追加シーンになっているようなので、素人にはインターナショナル版との違いはわからないそうです。感想、ぐずぐずしている間にDVDが発売されたようなので、是非見てみてください。おすすめです。
ログインしてコメントを確認・投稿する