mixiユーザー(id:33120836)

2020年05月05日20:35

69 view

目標達成のロードマップ

連休でNHK「未解決事件ファイル」ケネディ暗殺の番組を見ました。私がケネディ大統領の名前を聞いて最初に思い浮かべるのはアポロ計画で、暗殺の日付を聞いて最初に思ったのは「そうか、月面着陸計画を始めたのはケネディだけど、着陸までに大統領は変わっていたのか」ということ。実際、Wikipediaのアポロ計画にも着陸時にだれが大統領だったかは記載されておらず、調べればすぐわかるとは言え、あまり注目すべき情報とは思われていないようです。もちろん、関係者の合意を得て予算を獲得し、プロジェクトを立ち上げることに比べれば、担当者がついて動き始めている状態で結果を見届ける負担は重いとは言えません。

月面着陸50周年で様々な特集が組まれ、アポロ計画がそれまで言われていたような科学の粋を集めた緻密な計画ではなく、かなり希望的観測に基づく、もしくは無鉄砲な計画であったことが報道されました。いや、科学の粋を集めた緻密な計画であったことに間違いはないものの、当時の技術では十分な安全マージンをとることができなかったというのが正確な表現です。そして、ケネディ大統領が計画を開始した時にも成功の技術的な裏付けはなく、それを待っていたら、ひょっとするといまだに月面着陸は実現していなかったかもしれません。最近、よく言われるように、できるかどうかではなく、できるためにどうするかを考えなければ新しいことはできません。

下々の立場からすれば、一般的にリーダーには「できないことを指示するな」と考え、優れたリーダーは「やりたいと思えることを指示してくれる」ものでしょうか。スティーブ・ジョブズの評伝で、しばしば非常にわがままであるにもかかわらず、一緒にいるとワクワクする仕事ができるのでついていきたいと考えた部下が多くいたとのことで、本田宗一郎氏にも似たようなエピソードが数多くあります。設定した目標が達成可能かどうかが運次第か、先見の明かは結果論でしか語れないものの、本来可能なはずが不運によって挫折することだってあるわけですから、最後の最後は「心をつかむ目標を設定し続けられたかどうか」なのかもしれません。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する