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2020年05月01日23:33

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思い出と人生哲学

世の中、何があるかわからない、と言葉では言っても、案外、それを実感している人は少ないように感じます。思いもかけないことがあっても、それを憶えていられない、または憶えていたくない、と言うほうが近いかもしれません。「そんなことをいつも考えていたら、おちおち生きていられない」と言う感じでしょうか。私自身は、「まあ、そんなこともあるか」とすぐに納得してしまうので、しばしば覇気がないとか、無気力だとか言われたりすることもあり、確かに「そんなこと納得できるか!」と激昂して勢いで突破するタイプの人もいるので、そういう人と比べたら無気力かもしれませんけれど、気持ちを切り替えて対策をとることができれば、それはそれで調書なのではないかと思います。

何があるかわからない、と、一番印象に残っているのは、二輪免許を取って初めてバイクを買ったときのことです。買い替える気もないので、下取りが安くてもいいから、維持費がかからず、長く乗れるように年式の新しいものを、と選んだら、数か月で事故を起こして買い替える羽目になりました。本来は事故そのもので「何があるかわからない」を実感すべきとは思いますが、なぜか、その事故でバイクライフがもくろみ通りいかなかった方が印象に残っています。人それぞれではあるのでしょうけれど、心の底で「うまくいかないかもしれない」と思っていることと、うまくいくことを疑いもしないことがあり、うまくいくはずだったことがうまくいかないのがポイントなのかもしれません。

私は、道を歩いているときでも、人の軌道を予測してできる限りスムーズに進むようにしていて、わざわざ動線に入ってきたり、ランダムにふらふら動いているような人は非常に邪魔に感じるのですが、それでも「仕方ない」と思えるのは、そのバイクの事故があったからのような気がします。おそらく、きっかけはなんでもよくて、自分がなんとなく象徴的に感じしているだけなのでしょうけれど、良いほうに考えを向けられるのであればそういう気持ちは大事にするのがよさそうに思います。
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