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2020年04月23日23:38

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正しい情報の選択

今はコロナウイルス対策の情報があふれかえっていて、マスクやアルコール消毒役を始め、様々なものが品薄になってきたりしています。普通の手洗い用にハンドソープがないと思って買いに行ったら品切れで、何件か回って手に入れました。先日のニュースでも、特定の人が買い占めているというよりは、多くの人が「ちょっと余計」に買うのが積み重なって品薄、品切れになっていることが多いと言っていて、多くの人が思っている「どこかの悪いやつが買い占めているからなくなるんだ」というのは妄想のようですが、陰謀論や疑心暗鬼は世の常なので、まあ、仕方ないと言えば仕方のないことです。

統計的な思考は人間には合わない、と、統計の本によく書いてありますが、多数の人々のちょっとした変化のほうが、非常に目立った少数の変化より影響が大きいのはよくある話で、逆に、本来影響を及ぼさないはずの「少数の目立った変化」が多くの人を動かしてしまうことが恐ろしいので、下手な情報を流すまいとして、陰謀論の信憑性が上がってしまうという悪循環も起こります。予防策としては、正しい知識が最も効果的と思うものの、「ちゃんと自分で考えろ」と言うと、勘違いや思い込みでとんでもない結論に飛びつく人も多く、どうしても「おとなしく人の言うことを聞け」と言いたくなるのもよくある話です。

間違いを正す基本は「人の言うことはまず聞いてみる」「わからないことがあれば聞いてみる」の二つですが、これを実践するのはなかなか困難です。わからないことがあって聞いてみても、相手が答えてくれることがまず珍しく、聞いているとそのうちに何も言ってくれなくなるか、頭ごなしに言うようになるかのどちらかになることが多いと感じます。人に意見するときも思い込みや感覚だけで、根拠もなにもないというのは無責任な気もしますし、直観でそう感じたなら、それが正しいか検証するくらいは付き合ってくれてもよいし、根拠もないなら「それは違うんじゃないか」と言われて腹を立てるのは筋違いと思うものの、そういう人が多数派となれば、私のほうが「空気を読めない厄介者」になりますから、まあ、仕方ないと言えば仕方のないこと。ただ、それがよりよい結果を得るために有効なのは間違いありませんから、もうちょっと受け入れてもらってもよいと思います。
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