mixiユーザー(id:20649087)
2020年04月12日11:58
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河内見聞記�供�13 季節の移り変わりと緊急事態宣言（２）
昨日書いた紅梅は今、一面薄黄緑に模様替え。畑を見渡せば、柿も栗も同色で、椿のみが深い緑で目立つ構図に。我家の隣の畑も、黄（蠟梅）・紅・白の冬から緑の春に移行して来たと言える。
今週の日本は大いに揺れ動いた。大阪の吉村知事が3月30日、公に国の緊急事態宣言を要望して、８日後やっと宣言が発出された。7割の国民が遅すぎたと考えている。数日前に専門家達も早くと促したが政権は動かなかった。100年前スペイン風邪のときのセントルイスとフィラデルフィアの対応の差が語られ、昨今のNYとカリフォルニアの差がまた語られている。安倍政権の対応の遅さが致命的とならないことを祈るのみである。
政府の対応はそのスピードだけでなく、中身においても非常に問題があるようだ。宣言の最大の狙いは、感染者の爆発的増加、医療崩壊さらには社会崩壊を防御するために人との接触を極限まで減らすこと。その為に、社会全体の対人接触を8割減らすこと。その為にイベントを中止し、休業を要請し、3密を無くすこと。あくまで生きて行くため最低必要なものは除いて。その上で、生きて行く糧、収入を減らされた人の救済を的確に施し、そちらでの犠牲者を最低限に抑え込む。マクロン大統領が言ったように、正にこれは戦争である。
そこで今、社会全体が適切にコントロールされているや否やが問われている。施策と効果という面での観点が必要である。また私権の制限という厄介な障害もある。先の大戦を導いた公権力の制限という意味であるが、そんなこと持ち出す必要性などあるのかという単純な疑問を私などは持っている。
さらに様々な議論が進行している。大きなものとして、国と自治体の関係、責任の所在など。何故そんなことが、国民みんなが、引いては世界全体、人類全体が一致団結していかねばの旗印に皆付いて行っていると思う矢先にである。
いろいろ考えていると、訳の分からないことが、百鬼夜行状態といえるかもしれない。どうしてか、行き着くのは政府への信頼ではないかと思えてくる。現政権の特にこの2，3年。政治の世界で、理不尽、不正義が横行していることに普通の人間は気付きすぎるほど気付いている。だから、政権のやること為すことに素直に頷けず、疑念を生じてしまっているのである。
どうしてこうなるのか。今回の現金給付の細則を見ていると、非常に分かりずらい。小賢しいと言ってもいい、官僚の匂いがプンプンする。休業要請の細則に見え隠れするものも同様な適正さの欠如。それと言い訳によく出てくる「不公平」の多用、実に小賢しい。政権に問題あれば、与党の異見が正すべきだし、それがなければ野党が正すべきが政治のあるべき姿だろう。要は、それらすべてもあるべき水準にないということなのだろう。
止〜めた、バカバカしいと言って、逃げるわけに行かないんだよな。人間はつらいよ！
（おわり）
写真：真ん中に紅梅、周辺に柿、栗、白梅、椿
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