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2020年04月10日23:16

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試練

ずいぶん前になりますが、NHKスペシャルで「地球大進化〜46億年・人類への旅」と言う番組がありました。今調べたら、2004年と言うことで、16年前ですね。学校で進化論を勉強すると、周りの個体より大きかったり、背が高かったり、と、競争に有利なものが生き残ってだんだんと大きく、背が高く進化してゆく、というイメージで説明されます。トビケラの幼虫が、流れの早い場所を好む種と、緩やかな場所を好む種で体系が違う、と言うのも有名ですし、それこそガラパゴス諸島のダーウィンフィンチが島ごと、食べ物ごとに適応して住み分けている、と言うのもその例です。

漸進的な進化では、中途半端な状態では逆に不利になるような方向への進化ができないことになり、「適者生存」ではなく「不適者不生存」、つまり、ある程度不利でも生き残ることはあるので、多少不利でもみんな死んでしまうわけではないと考えるべきだ、と言う説が出たり、劇的な進化は個体数が一定以上に減った時に起きやすい、と言う説が出てきます。「地球大進化」は正に激動こそが進化を生み、ぎりぎりで生き抜いたからこそ、現在のような精巧な生物になったのだ、と言う流れで構成されていました。

人類が生まれるべくして生まれたのか、単なる偶然の産物に過ぎないのかは知る由もありませんけれど、そこまでに絶滅した数多くの生物がいたことは間違いありません。今回のパンデミックも人類がどこまで生き残るのか、それほどの被害はなさそうなのか、いずれにしても、生き残る人たちが生き残ることになるんですよね。
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