ここしばらく、大学の出方を観察しています。
聖路加国際大学では、Eポートフォリオシステム「manaba course 2」を導入するようです。
普通、大学の情勢は、東大のような影響力のある国公立(大学教員の輩出数が多い)か、日大、早稲田、明治のような、社会的に強力な大型私立かというところですが、聖路加は看護系の大学ですから検索しました。
(manaba course 2 のマニュアルが、非常に分かりにくいです。ポートフォリオって言われても…
要するに、動画埋め込み、テキスト閲覧、電子会議室、小テスト、点数つけ、レポート回収の機能があるようです。)
他に、zoomというソフトがあります。これは、skypeのようなものですが、電話番号を使わないものです。
まあ、こうならざるを得ないでしょうね。私も実習の類は、収まってからにして、五月ごろまではこのようなものに頼らざるを得ないかもしれません。
四年制大学が五年制になることは避けなければいけませんから、
たとえば、
五月下旬から開講し、夏をほぼ潰すなどの、対応がありえますが、ネット配信講義の方がマシです。
(夏に留学準備や、海の家などの住み込みバイトがある場合、厳しいですね。「学生は本学の課程に専念せよ」という理屈がついて、押し切る大学も出ると思います。
しかし、課程以上に大切なこともあります。だから、独善的な「哲学」を押し付ける教員は嫌われます。時間の無駄だから。
ここがおもしろいところですが、学力が足りない人は、ホンモノはわかりませんが、ニセモノに対しては、エリートと同じような一流の鑑識眼を持っていることがあります。
バイトは、ぼくらのころからそうでしたが、ここまで授業料が高騰すると、バイトをしないと大学生活を続けられないという学生が多くなっています。)
ところで、
今まで、大学は、学生を選抜し、例外はありますが、彼らにだけ講義を聞かせてきました。
そこで、学歴主義の弊害が出てきます。
その弊害はいろいろありますが、見過ごせないのは、やる気を失うということです。「こんな大学出たら出世できない」から始まって、「うちの大学の講義は聞く価値がない」など。
そこを救わないといけません。
演習や実験ということになると、学生のレベルが問題となります。入試によって、一定レベルの学生を集めたつもりでも、とんでもない人がいて足を引っ張るということもありますから、選抜は必要です。
しかし、講義はどうでしょうか。
誰が聞いても良いものでしょう。
そういう意味では、放送大学は意義がある教育機関ですが、特殊なモノというイメージが強かったです。慶應の通信なども同じです。
共に、実は単位修得はとんでもなく大変です。だから、慶應の通信などは良い人材が出ていますが、こういう形態のところが少ないので、講義の選択の自由が少ないということが問題です。
他大学の教員の講義を、もっと聴けるようにした方がいいと思います。
今回の、ネットを利用した講義をキッカケに、いい講義を学外の多くの学生が聞けるようになるかもしれません。
また、DP(ディプロマポリシー)というものは、いかがなものでしょうか。
必修科目などで縛って、その専攻にふさわしい学力を担保する。それはわかりますが、学生が自由に卒業までのカリキュラムを設計するべきでしょう。
むしろ、DPよりも必要なのは、あまりにも単位が取りやすい科目の規制です。
たとえば、拠点大学のきつい講義なら、聴講生のレベルを考慮せずに、きついままやる。落ちこぼれても知らない。その代わり、大学に関係なく、やる気があれば、単位が取れる。そういう学外の講義を増やす。
…と、コロナ騒ぎで登場した、新しい講義形態も、良い方に転んでくれたらと思います。
一斉休校の要請、一部解除へ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6016364
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