ルワンダは国土のほとんどが海抜1000〜4500メートルの丘陵地の内陸国で、「千の丘の国」といわれる緑豊かな山々に囲まれた国です。
そのルワンダの首都であるキガリは、キガリ山麓に広がる面積730㎢、人口150万人（国全体は1230万人）を超える大都市で、ルワンダの中でも小高い丘を抱える坂の多い町です。
僕が泊まっていたゲストハウスのあるニャブゴゴ・バス・ステーションあたりは谷に当たる低い場所で、街の中心部に行くには坂を上っていかなければなりません。
標高が高いのでファンは付いてないし、夜は毛布が無ければ過ごせないほど気温は下がりますが、日中は晴れていたら日差しはかなりきついのです。
余計な汗をかきたくないので、坂を上るにもポレポレ（スワヒリ語で「ゆっくり」）と歩きますが、それでもジンワリと汗ばんできます。
地元の人は気軽にタクシー・モト（バイクタクシー）を使いますが（料金は安くて400フラン、50円ほど）、僕は歩くのが好きなので毎回歩いて通ってました。
まあ、暑いといえば暑いのですが、風が気持ち良いのです…。
「あぁ〜、エエ風…」と、何度となく呟いていたものです…（笑）。
そうしてゆっくり歩いていたら40〜50分かかるでしょうか、坂の上に着くと世界は一変。
「ここはアフリカ？」と思わせるような大都会が現れるのです。
まあ、正直言って僕はこんなところはあまり好きではないのですが、航空会社のオフィスがあったり、ここまで来ないとスーパーマーケットが無いということもあり、暇つぶしも兼ねて何度となくこの坂を上り下りしたのです。
次回は、僕が滞在していた辺りのもっと庶民的な所をご紹介しましょう。
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