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2020年03月01日20:05

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まぼろしの雪女

コロナのせいか、例年に比べて明らかに仕事量が少なく残業時間が短い。従来なら連日終電、休出当たり前の繁忙期なのに。

・アナと雪の女王2

※アレがアレなのでトレーラーは割愛

水・雪・氷をはじめ秋を象徴する紅葉に落ち葉、キャラクターの表情といった映像は勿論、歌、音、光と「表現」に関しては映画史上最高レベル。エルサの海でのアクションシーンはマーベル映画でも通用しそうなほど。
豊かな表情と相変わらず最高級な吹き替えによって、前作以上にキャラクターも立っている。子供向けギャグのオラフと大人向けな空回り・茶番担当のクリストフ(森のソロパートはまさに脱力系の「茶番」。劇中一番笑いました)の役割分担もいい。オラフも非常に良かったですが、少しピエールに寄せようとし過ぎかな?

ただストーリーは非常に乱暴。前作同様の「愛」を主軸に、自然への敬意を盛り込んだのはいいが、前作とのつながりを不自然に捻じ込み、シンプルな話をわざわざとっ散らかせてごちゃごちゃさせている感が否めない。話が早すぎて置いてけぼり感があったのは前作も同様だが、ドシンプルな王道だった前作の方が好きかな。
過去の出来事を回想として単純に流すのでなくサラッとネタにしてユーモアのあるおさらいをするのは良かったし、まとまっていたキャラたちが一旦バラバラになり、群像劇的に描かれつつラストでまた終息するという流れをやろうとしていたのはわかるけど繋ぎが上手くない。

賛否ありそうなのがヴィランの不在。一応、じじいが悪ということになるんだろうけど細かい心理描写もなく、薄いキャラクター性のまま過去の過ちとして片づけてしまっている。もっとも今回は悪を倒すのでなく、犯した過ちを正すお話と考えれば問題はないが、明確なクライマックスがなく消化不良感はある。


・ゾンビ・サファリパーク


動物のゾンビが大暴れするのかと思っていたら「ズーンビ」と勘違いしていたみたい。
この手のB級ゾンビ映画は、ゾンビやモツの描写がしっかりしていれば、多少ストーリーやキャラ造形が雑でも楽しめるんですが、グロは物足りないもののゾンビの描写と個性がしっかり描かれていたのは好印象。社長を追い詰める女性ゾンビや難民少女ゾンビの怒りに満ちた演技は素晴らしい。廃屋でのかくれんぼは普通に緊張感があるし、次にどう襲われるのかの空気は良く作れている。特殊状況下における人間の狂気、エセ博愛主義者(しかもアホ)、エンジンのかからない車、お馴染の危機管理ゼロのガバガバセキュリティはもはや様式美。
登場人物紹介が長い割りに雑で、どんな人間か、一部は名前すらはっきりしないまま淡々と進む前半30分が非常にかったるい。主人公たちが襲われるのは映画の半分が過ぎた45分過ぎ。で、各々急にキャラが立ち始める。遅いよ!
クライマックス、主人公がゾンビの大群に追われる画やラストカットなど、見せ方にセンスを感じる佳作。

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