第２回 歴史文化資料保全北日本大学協議会 開催要項
趣旨：
2018年1月に、東北大学と神戸大学、人間文化研究機構の三者で「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」についての連携協定が締結された。このプロジェクトの一環として、北日本の歴史文化資料に関連する大学関係者とともに、歴史文化資料の保全のための大学機能強化、大学間ネットワークと相互支援体制の構築へ向けた情報共有・相互交流をはかる場として、本協議会を開催する。
第２回となる今回は、東日本大震災の被災史料への対応が続く中、2019年は台風15号、台風19号により、またしても地域の歴史文化資料が甚大な被害を受ける結果となった。日本列島では、もはやどの地域であっても、自然災害による歴史文化資料の被災が逃れられないという厳しい現実を共有する必要があろう。今回は、昨年の自然災害に対する救済保全活動と、大学という立場での成果・課題について共有する機会としたい。
また、教育および研究そのものによる大学間交流の実践についても共有することとする。
日時・会場：
日時：2020年3月15日（日）13:00〜17:00
会場：東北大学災害科学国際研究所 １階会議・セミナー室
プログラム：
13:00〜13:05 開会挨拶
13:05〜13:35 報告� ＾ど� 浩一 氏（福島大学行政社会学類）
「福島県における2019年台風19号被害と資料保全活動の成果・課題」
13:35〜14:05 報告�◆仝� 直史 氏（新潟大学文学部）
「新潟県中越地震から15年を経て−災害ボランティアと平時の史料ボランティア」
14:05〜14:35 報告�� 浅倉 有子 氏（上越教育大学大学院学校教育研究科）
「新潟県における文化財保護活用大綱の制定・台風19号の救援をめぐって」
14:.35〜15:05 報告�ぁ〆監� 大介 氏（東北大学災害科学国際研究所）
「歴史資料保全を通じた北海道・東北間の交流事業について」
15:05〜15:20 休憩
15:20〜16:55 討論
16:55〜17:00 閉会挨拶
※プログラム終了後に懇親会がございます。事前申し込み制・会費5000円程度
主催：歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業・東北大学拠点
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構（基盤機関：国立歴史民俗博物館）
共催：東北大学災害科学国際研究所
科学研究費 基盤研究(B)「研究者ネットワークによる巨大災害被災地での歴史文化環境再生の研究科学研究費」（研究代表者・佐藤大介）、挑戦的萌芽研究「歴史資料保全活動の心理社会的影響に関する調査研究」研究グループ（研究代表者・佐藤大介）
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