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2020年02月08日15:03

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「ジョーカー」と「パラサイト 半地下の家族」

「ジョーカー」
ホアキンの演技はいつも以上に凄みがあった。
妄想と現実の堺をあえてつけていないところもいい。

「パラサイト 半地下の家族」
現代社会は、2極化されていて、貧困層と富裕層の差が大きくなっている。
そのことを絵的に示しているのは、実はこちらの映画の方。

「ジョーカー」で一番ひっかかったのは、
ホアキンのアパートが階段を上った先にあること。
更にそのアパートの上層階に部屋がある。
古びたアパートだと言っても、運動の方向性が上に向かうのはおかしい。
富裕層であるウェイン邸は家の門から玄関が見えないくらい広いことはわかるのだけど
どういう環境の土地かは示されない。
ジョーカーの扮装ではじめてあらわれる時、階段を降りてくるのは、
ヒロインの法則に則ってはいる。

「パラサイト」では、大雨の場面で
富裕層の家から歩いて帰宅する時に、ものすごく長い階段を下り、
また下り、を繰り返して、地の底にあるところのさらに
半地下に家がある、
彼らの隔たりはそうとう大きいことが絵で描けているから、すばらしい。
「地下鉄の臭い」というのも、着眼点としてわかりやすい。
そして、家族のそれぞれが実は能力は持っていることが示されており
そうした能力を活かせる社会になっていないことが格差社会ということだ
とわかりやすく提示している。
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