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2020年02月03日22:44

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超獣は10人の女?

とうとう一度も映画館に行くことなく1月が過ぎてしまった。

・ガールズアンドパンツァー 劇場版


TVシリーズ以上に気合の入った作画。長丁場の戦車戦も退屈させない展開とカメラワーク・演出。
活躍すべきキャラクターがしっかり活躍し戦術戦・個人(個戦車?)戦ともハイレベルで、これだけのキャラクターたちにそれぞれ見せ場を作るバランス感覚(サンダース?戦闘前のパートで活躍したから…)、ラストバトルは鬼神の如き強さで大洗チームを屠って来たセンチュリオンvsみほまほ姉妹、決着の付け方も理想的で文句なし。
観客の反応や、ペンギンたん(かわいい)など、おそらく意図的に雰囲気を軽くして、戦争っぽさを軽減するという気の利いた小技も光る。
戦車戦に重きを置いているので、ストーリーはシンプルなものだが、エキシビジョンマッチ(上がる)→廃校騒ぎ(落ちる)→日常+盤外戦(期待)→無理難題(絶望)→選抜戦(上がる)としっかりドラマチックにしている。
新キャラも多数加入し、登場人物はとんでもない数に。全員を憶える必要は無いが、一人ひとりきちんと描写されている(格差があるのは仕方ないが)のと、試合前のあるシーンでの感涙&興奮具合がまったく違うので、やはりTVシリーズを鑑賞の上、思い入れを作ってみるのがおススメ。
新キャラではローズヒップがお気に入り。ペパロニといいやはりアグレッシブ系女子に弱い。


・人魚姫


「少林サッカー」「西遊記 はじまりのはじまり」のチャウシンチー監督によるスペクタクル・ブラックコメディ。
前半はコメディチックに過ぎていくが、冒頭の環境破壊映像や金魚のくだりで(何故日本語?)反骨精神と不穏の種は既に蒔かれている。怒涛のようなギャグ連発は小学生レベルではあるが愉快。「鉄板焼き」はブラックユーモアを通り越し、ギャグと残酷さの融合の極みだ。
後半、リウ誘拐以降は一気にトーンダウンし、怒涛のアクションと残酷絵巻(直接描写はほとんどないにもかかわらず見ていてかなりきつい)が繰り広げられるが、ギャグ描写も挟み込まれ、クライマックスのババア無双で感情が迷子になる。

クソ野郎然として登場するリウだが、割と早い段階で生い立ちと歪んだ経緯が語られるのであまり不快感はない、というか遊園地での子供じみたデートが良い場面過ぎる。
最大の悪役であるルオランの、リウに対する愛憎入り混じった表情も良かった。
コメディ・スペクタクル・ラブロマンス・残酷・社会問題まで取り上げたごった煮の良作だが、前述したように結構痛々しくキツイ描写があるため苦手な人は注意。予告動画は愉快な面がかなり強調されている。

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