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2020年01月22日00:31

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鳩を返せ!

毎年恒例の繁忙期、突入。

・ロボット2.0


前作以上にド派手なVFXバトルと、ホラーに始まりSFアクションコメディを詰め込んでごった煮にしたエンタメ性は前作以上に「ワケわからんが面白い!」。ただ一つ一つのシークエンスが冗長で、同じような描写を何度も繰り返すので少し飽きがくるところも。もう少し短くまとめられたんじゃないだろうか。
テクノロジー依存、環境破壊、人類の傲慢という重いテーマを、これまた重い描写でたっぷり描きながら、どっちが悪人かわからないようなバトル展開と決着の付け方は残念。
ラストに申し訳程度の贖罪描写はあったけど、バシーガランではなく携帯会社や一般市民が言ってこそ意味のある台詞でしょう。
1のオマージュの三件、「2.0」となったチッティの煽り芸(真似したくなる)やエンドロール後のオマケ映像はとても好き。

・ジュラシックパーク


冒頭のひと騒ぎから観客の興味を掴みそこからの人物紹介パートはやや退屈なものの、初めて見るブラキオサウルスの雄大な姿に懸念が吹っ飛ぶ。今なお見劣りしないCGとアニマトロニクスはスピルバーグの真骨頂と言える。
そして何より、満を持して登場したティラノサウルスがヤギや弁護士を貪り、子供たちを追い詰める姿、牛に襲い掛かるラプトル達(音とズタズタになったパイプだけで凶暴性とパワーを見せている)、ネドリーの車内に潜んでいたディロフォサウルスなどは下手なホラーよりよっぽど怖い。白眉なのが厨房でのラプトルと姉弟の一幕。子供たちの恐怖の表情がまた良いんだ。
子ども嫌いの主人公グラントを筆頭にロックスターのような風貌ながら恐竜という「現代の不自然」を持ち込むことに強い懸念を抱くマルコム、ことを招いた元凶ではあるが少年のように純粋な恐竜好きの好々爺で憎めないハモンド社長とキャラクター性、演技とも上々な俳優陣も好印象。
なるほど、この希望に満ちた描写がのちに「炎の王国」での島崩壊(倒れゆくブラキオサウルス)や「ジュラシック・ワールドへようこそ」に効いてくるのだと思い返す。3部作見たら、もう一度「ワールド」も観てみようか。
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