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2020年01月10日21:54

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夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男

年末に大掃除した部屋なのにもう汚くなってる。

・ヒューマン・キャッチャー


タイトルは変わっているが「ジーパーズ・クリーパーズ」の続編。前作の4日後という設定で、ニュースで触れられるほかダリーが「リング」の指さし男みたいな登場の仕方をする。
怪物ジーパーズが、今度は序盤から存分に大暴れ。前作のような正体不明のミステリー要素は皆無、スクールバスを襲うジーパーズの顔芸を存分に堪能。「首補充」など画的にも前作に比べインパクトは大きい。
男子高校生の集団をひたすら蹂躙する前半も愉快だが、次男を喰われたパパが復讐期と化し正面衝突する後半のバトルパートが最高。
スクールバスの登場人物は多いが、喰われ役ばかりなのでコーチ陣も含めほぼ覚える必要なし。冒頭のパパと長男、バス組ではスコッティとミンクシーだけ覚えておけばいい。
とはいえモブたちの演技もなかなかのもので「何かに襲われている」事に気付いてからの緊迫感と、どこから襲われるか、次に誰がやられるかわからない不安感をうまく出している
キャラの立ったクリーチャー、程よい殺戮(少し物足りないかな)、犠牲者たちのいがみ合いと、必要充分な要素が揃った秀作。


・チームアメリカ ワールドポリス


「サンダーバード」及び、壮大で典型的なハリウッドアクション映画をベースに、右派「世界警察」チーム・アメリカと左派リベラル・ハリウッドスター連合(俳優たちがすべて実名で登場)、黒幕にしてある意味巻き添えを食った北朝鮮による下ネタと暴力の嵐。ゴア表現とゲロだけは精巧、いや、緻密に作られた背景といいぎこちなくも(過剰に)生き生きと動くパペットたちといい技術レベルは相当に高いのだけど。
世界の警察こと米軍の特殊部隊が、出動するたび周囲に多大な迷惑をかけ一切顧みなかったり(身内は過剰に気遣う)、マイケル・ベイの「パール・ハーバー」はクソだと歌い続けたり、ハリウッドスターたちがグチャグチャになって死んだり猫が可愛かったりします。
他国の文化に敬意も気遣いも持たず(自分たちがテロの一因になっていることにも気付かず)「悪気なく」破壊するだけのアメリカの傲慢と欺瞞を内臓と血飛沫ともに露出し、リベラルを徹底的にコケにした問題作。これを当のアメリカ人が作っているのだからすごい。しかも特典映像に見るように、本人たちが全力で楽しんで作っているせいか「啓蒙してやろう」という押しつけがましさが見られず、素直にエンターテイメントとして楽しめる(実名で無残な目にあった有名人たちは堪ったものではないだろうが)
そう、優れているのは思想云々を抜きにして、普通のハリウッド製ブロックバスター映画として見ても一定の面白さを保っている点。派手な爆破・銃撃戦・ドッグファイトといったアクション要素に加えチーム内恋愛・仲間割れ・過去のトラウマとまさに「ザ・ハリウッド」のお手本のような映画でもある。
非常に過激な人体(人形だけど)破壊シーンが多いうえ、無修正のセックスシーン(人形だからね)まで割と尺を取って入っているので、間違ってもファミリーで観てはいけません。
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