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2020年01月09日03:35
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市川紀行６ 白幡天神社 ／ 西洋館倶楽部
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４日土曜日は、昭和学院から西南へ向かい、白幡(ｼﾗﾊﾀ)天神社〔村社〕へ向かいました。
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本社は元来、人皇第12代景行天皇から第16代仁徳天皇まで５代の天皇に仕え、283歳の長寿を保った人物だとされる武内宿禰(ﾀｹﾉｳﾁﾉｽｸﾈ；A.D.84〜367)を祭る神社で、宿禰が仕えた応神天皇・神功皇后を祭る葛飾八幡宮の近隣に位置しますから、セットで建立された可能性が高そうです。
治承４(1180)年、石橋山合戦に敗れて安房国へ逃れた源頼朝が下総権介千葉常胤(ﾁﾊﾞﾂﾈﾀﾈ)に迎えられて下総国府に入った際、この地に源氏の白旗を揚げた事から白幡宮と名付けられたと伝えられています。その後、太田道灌(1432〜86)が社殿を造営したとの説もあり、天正12(1584)年に本殿再建の記録があります。
明治４(1871)年に菅原道真を合祀してから、白幡天神社と改名されました。
拝殿・幣殿は昭和36(1961)年の再建です。
本殿は、明治13(1880)年の再建です。天神社なのに神明造なのは珍しいですね。
文豪永井荷風(1879〜1959)は、昭和21(1946)年から昭和32(1957)年にかけてここの近所に住んでいたため、頻繁に当社を訪れており、それを記念して平成22(2010)年に文学碑が建てられ、「松しける 生垣つづき 花かおる 菅野はげにも うつくしき里」の歌と日記『断腸亭日乗』の文が刻まれています。
幸田露伴(1867〜1947)も昭和21(1946)年から翌年の死まで当社近辺に住んでいましたので、露伴の文学碑も建っています。露伴の葬儀は白幡天神社で神式によって執り行われましたが、露伴を敬愛していた荷風は、葬儀場の中に入らず、門外に佇(ﾀﾀｽﾞ)んだまま弔意を表したと言われています。
当社には柴田是真(ｼﾊﾞﾀｾﾞｼﾝ)画連句額〔千葉県指定文化財〕を保有していますが、非公開です。柴田是真(1807〜91)は幕末から明治時代に活躍した画家です。
白幡天神社から西方へ向かうと、京成本線と東京外環自動車道がクロスする地点に萱野(ｶﾔﾉ)駅があります。
萱野駅の少し西南の国道14号線(千葉街道)沿いに建御名方命(ﾀｹﾐﾅｶﾀ)を祭る諏訪神社〔村社〕があります。
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創建年代等は不詳ながら、戦国時代の当地の国人領主平田左衛門尉(ﾋﾗﾀｻｴﾓﾝﾉｼﾞｮｳ)の尊崇を受けたとされています。
この神社の社叢は見事な黒松林で、白砂青松の砂洲だった当時の名残を留めています。
諏訪神社から国道14号線を西北へ進んで行くと西洋館倶楽部〔登録文化財〕があります。
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昭和２(1927)年に東京の実業家渡辺家のゲストハウスとして建てられたスレート葺木造三階建の洋館です。
建築面積は146�屬如�玄関ホールのベイウインドウ状の張出しと、南西北三面の袴腰型切妻破風を中心とした赤い屋根が特徴的です。
《続く》
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本社は元来、人皇第12代景行天皇から第16代仁徳天皇まで５代の天皇に仕え、283歳の長寿を保った人物だとされる武内宿禰(ﾀｹﾉｳﾁﾉｽｸﾈ；A.D.84〜367)を祭る神社で、宿禰が仕えた応神天皇・神功皇后を祭る葛飾八幡宮の近隣に位置しますから、セットで建立された可能性が高そうです。
治承４(1180)年、石橋山合戦に敗れて安房国へ逃れた源頼朝が下総権介千葉常胤(ﾁﾊﾞﾂﾈﾀﾈ)に迎えられて下総国府に入った際、この地に源氏の白旗を揚げた事から白幡宮と名付けられたと伝えられています。その後、太田道灌(1432〜86)が社殿を造営したとの説もあり、天正12(1584)年に本殿再建の記録があります。
明治４(1871)年に菅原道真を合祀してから、白幡天神社と改名されました。
拝殿・幣殿は昭和36(1961)年の再建です。
本殿は、明治13(1880)年の再建です。天神社なのに神明造なのは珍しいですね。
文豪永井荷風(1879〜1959)は、昭和21(1946)年から昭和32(1957)年にかけてここの近所に住んでいたため、頻繁に当社を訪れており、それを記念して平成22(2010)年に文学碑が建てられ、「松しける 生垣つづき 花かおる 菅野はげにも うつくしき里」の歌と日記『断腸亭日乗』の文が刻まれています。
幸田露伴(1867〜1947)も昭和21(1946)年から翌年の死まで当社近辺に住んでいましたので、露伴の文学碑も建っています。露伴の葬儀は白幡天神社で神式によって執り行われましたが、露伴を敬愛していた荷風は、葬儀場の中に入らず、門外に佇(ﾀﾀｽﾞ)んだまま弔意を表したと言われています。
当社には柴田是真(ｼﾊﾞﾀｾﾞｼﾝ)画連句額〔千葉県指定文化財〕を保有していますが、非公開です。柴田是真(1807〜91)は幕末から明治時代に活躍した画家です。
白幡天神社から西方へ向かうと、京成本線と東京外環自動車道がクロスする地点に萱野(ｶﾔﾉ)駅があります。
萱野駅の少し西南の国道14号線(千葉街道)沿いに建御名方命(ﾀｹﾐﾅｶﾀ)を祭る諏訪神社〔村社〕があります。
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創建年代等は不詳ながら、戦国時代の当地の国人領主平田左衛門尉(ﾋﾗﾀｻｴﾓﾝﾉｼﾞｮｳ)の尊崇を受けたとされています。
この神社の社叢は見事な黒松林で、白砂青松の砂洲だった当時の名残を留めています。
諏訪神社から国道14号線を西北へ進んで行くと西洋館倶楽部〔登録文化財〕があります。
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昭和２(1927)年に東京の実業家渡辺家のゲストハウスとして建てられたスレート葺木造三階建の洋館です。
建築面積は146�屬如�玄関ホールのベイウインドウ状の張出しと、南西北三面の袴腰型切妻破風を中心とした赤い屋根が特徴的です。
《続く》
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