盗人に追い銭

渡航禁止のゴーン被告が出国
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正に「盗人に追い銭」だよなあ（呆）、てか、新自由主義経済やグローバル化を選んだ、当然の結末かもな。

ま、ゴーンの再入国はねえだろーし、紛争地域を抱えるレバノンでは、当然日本への容疑者引渡しには応じねえ。それどころかあいつが日産から引き出した、一説には100億以上のカネも回収不可能だろーが。

問題は、ゴーンがどー遣って、そんだけのカネをこさえたのか？なんだよ。

その答えは、「国内の民富の剥奪と、雇用の破壊」でなあ・・・もっとはっきり抜かせば、「大半が青い目の日産の大株主の配当を増やして、そのご褒美で自分のボーナス大盤振る舞いしたコト」さ。

どの上場企業でもそうだが、一番簡単に株主配当を増やす手段は、「人件費の削減」でな。

具体的には、「国内工場の閉鎖」「人件費の安い途上国へ生産拠点を移す」「正社員を大幅にリストラして、何時でもクビに出来る薄給の派遣社員の割合を増やす」「国内市場より輸出を優先させ、消費税増税分を、還付金名目でディスカウントする」とかだが。

で、特に後者は、派遣法の製造分野への全面解禁や、消費税増税ってのは、「財界が政治献金で政権与党を買収して、初めて実現可能」なんで。

この幼稚（多分、CEOなんざ小学生でも勤まるよ）な手法を、多くの上場企業が採用したせいで、この国は、どんなに株価が上昇しても、「儲かるのは、過去も現在も働いた経験すらねえ、大半は世襲の富裕層ばっか」と変わり果てたよ。

だから、30年前は、個人所得が世界第2位が、今じゃ26位だっけ・・・しかも国民の1/7が相対的貧困状態。その一方で、年収100億以上の個人のその収入の全てが、配当ってな不労所得ではな。

年収100億有ったら、ゴーンみてえに、何時でも日本なんざ捨てて、他国で死ぬ迄豪勢な暮らしが送れるだろーね。

国外の租税回避地経由して、他国の不動産購入しちまえば、国内の司法がどー遣っても、取り戻すコトは不可能だし、今回みてえに、プライベートジェットや高級ヨットで国外脱出されたら、事前情報皆無なら、逮捕も難しいので。

実は、ゴーンに限らず、国内でごっそり儲けて、日本捨てて海外で暮してるやつ、結構居るんじゃねーかな。村上ファンドの代表や、コムスンの折口とか、何人か思い付くもんでなあ。

てーか、「いざと為れば、日本捨てて、海外で優雅な暮らし出来る輩を、もっと肥らせる為に、国内に奴隷や貧困を、量産して来たよーなもん」さ。

そー云えば、明日2020年元旦から、日米貿易協定が発効だそーな。俺達、日本から出て行けねえ庶民は、これからは遺伝子組替や農薬表示義務も、おまけに健康被害に関する研究すら禁止された食品を、国内農業犠牲にして迄、購入を強いられるんだろーな。

腸が煮えくり返る話しだけどねえ。