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2019年12月22日23:57

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大きな社会

私は結構職場を動いていて、希望したものもあれば、突然異動を命じられたものもあり、そのたびに環境の変化を経験しました。とは言え、もともとどこにいてもなじめないせいで、職場が変わった時のストレスもおそらく他の人たちよりは少なかったのではないかと思います。とはいえ、なじめないながらも長くいれば周りの人も慣れてくれるし、新しい場所では覚えることが多く、場所によって、新たな人を受け入れるのに慣れているところもあれば、自分たちが知っていることが唯一の正しいやり方で、それを知らないのは常識知らずだ、とばかりの職場もあり、より一層なじみにくいところは存在します。

基本的に人の入れ替わりの激しいところは、自分たちと異なる常識を持った人が存在することに慣れていて、いわゆるダイバーシティ(多様性)に対応しているので、私のような「変人」でも適応しやすい環境が整っているように思います。変人でない場合も異なる常識の場所で育った場合には当然適応しやすいのですが、「なじんだ」後には「狭い範囲の同じ常識を共有できる仲間」にならないと安心できないタイプの人たちがいて、そういう人は場合によって「なじめない」と感じることがあるようです。そして、表面的には多様性を容認しているようでいて、実際には「狭い範囲の同じ常識を共有した仲間」にならないと正式には受け入れてもらえない組織/共同体もあって、と言うか、多かれ少なかれ「ヒト」の組織/共同体にはそういう傾向があり、それが強ければ強いほど私はなじめないことになります。

「同じ常識」の代わりに、明文化した思想を共有することで組織や共同体の結束を図る方法があり、この方法なら私も(思想の内容によって)なじみやすくなります。ただ、この方法は先ほどの「狭い範囲の同じ常識を共有できる仲間にならないと安心できないタイプの人たち」にとっては物足りないようで、そういう人たちが派閥を作り、権力争いをはじめることになってどんどん居心地が悪くなります。私はできればそういうところから離れていたいし、それ以上に昨日2019/12/21の日記に書いた内容と同様に、これも組織や共同体の規模が大きくなっている現代ではデメリットが多きうなっていますが、これは人間の持つ性質によるもので、根本的に解決できる問題ではありませんから、それがもたらす不利益を相殺するように何らかの仕組みを作らないといけません。
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