ヘイトの系譜

障害者施設反対21都府県で68件
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障害者施設に限らず、この手の「住民運動」が起きるってのは、「この国の民度がその程度」ってコトかもねえ。

例えば、ドコの自治体も刑務所の誘致は大賛成。でも、出所者の更生施設には、そこの住民が大反対てな具合。

フツーに務め終えたら、「罪状は関係無く、塀の外に出たら真人間」だと、俺なんざ思うもんでなあ。前科者が再犯防ぐ施設は、誰がどー考えても必要だしな。

最近では、幼稚園を「騒音を理由に、反対する馬鹿」が出る始末と。

誰だって、子供の頃が有ったり、ナニかの弾みに逮捕され懲役喰らったり、或いは何かしらの障害を抱える可能性が有るのに、それすら想像力が欠落してんだろーな。

少し冷静に考えれば、「精神障害者は、別に犯罪予備軍でも、全然無い」からね。最近の無差別殺傷事件とかだと、容疑者の大半に、「精神科への通院歴も皆無」でなあ。

下手すっと前科も薬物依存もねーもん。

但し、この手の事件だと、公判で弁護側が、必ずと抜かしてもいー程「精神鑑定」を、法定戦術で多用するから、「精神障害抱えた人への、誤解と差別を助長し易い」のかもね。

因みに手前も、「心療内科（行ったコトねえけど）受診したら、何らかの病名付けられるんじゃねーかな？」とか、ぼんやりと思う。

ま、今のトコ、日常生活に一切支障ねーし、不自由も感じて無い。たまに「うるせー殺すぞ。この野郎！」とか平気で抜かすので、周囲は多少困ってるかも知れねーけどな。

精神障害者を社会のお荷物と捉え、迫害の果てに安楽死政策でガス室の絶滅収容所を、人類史上初でこさえたのは、ナチス・ドイツだったが、ヒトラーは、別に革命で政権を転覆されたのではねーで、「民主的な選挙で、第一党に選ばれたやつ」なんだよ。

その後に、「全権委任法案（憲法を停止して、ヒトラーに4年間の政治的な無制限の自由を与える）」の国民投票の結果、彼は、国内に矯正収容所や親衛隊や秘密警察をこさえ、再軍備して、戦争をおっ始めたから。

根底に有ったのは、恐らく「狂った優生思想」だと思う。彼が「生産性が無い」と決め付けた人々が、「迫害や虐殺の対象」とされた。

殺戮の対象にされたのは、精神障害者だけでは無い。所謂「劣等民族」で、ユダヤ人やスラブ人、ジプシー（ロマ）の漂泊の民に共産党員。そして同性愛者な。

この頃、岩波書店の「独ソ戦」を、何度も読み返してるんだ。

キーワードは「バターも大砲も」かも知れん。

ヒトラーは、国防軍の支持から再軍備に着手したが、選挙で選ばれたその政権基盤故に、国民に重税を課さなかった。

だから、「国内経済を活性化させる為には、周辺諸国を軍事的に征服して、その国家を植民地化して、獲得した外貨や資産を剥奪して、その国民をドイツ国内で強制労働に従事させる」が、大前提として存在してた。

結果「独ソ戦」が発生したんだ。北はレニングラード（現サンクトペレルブルク）から、南はスターリングラード（現ボスコグラード）迄、3000キロを超える戦線で、330万のドイツ軍が突如襲い掛かり、結果、570万人のソ連兵士を捕虜にして、その半数以上を虐待や強制労働で死なせたそーな。

因みに、グラスノチ（情報公開）以後の、当時のロシア人の死者は、2700万人。こいつは第二次世界大戦では、最大の死者だよ。

そして、当時の国防軍は、「占領地で、最大3000万人の餓死者が出るのを前提に、補給を略奪に頼ってた」らしい。

当時のナチスは、「占領したソ連領を、スラブ民族を奴隷にした、アーリア民族の生存権にしたかった」みてえさ。

その為の統治計画は随分、ナチの各部署で詳細な計画が立てられたよーだ。

但し、「ソ連を降伏させる具体的方法は、誰も考え無かった」らしい。

結果として、4年後にはベルリンが廃墟と為り、ヒトラーは防空壕で自殺する羽目に為るのだけどな。

ま、この国は、もっとスケールが低く、「国民には、重税が押し付けられてる」けどねえ。

安部は、トランプの愛玩犬の一匹に過ぎねえし、昨今、周辺諸国に侵略なんざ、到底不可能だから。

いや、今宵の日記は、些か大風呂敷を広げ過ぎたかも知れねえ。でも、存外「蟻の一穴」だったりすんのでなあ。