画像は京都観光Naviのサイト内の
https://ja.kyoto.travel/tourism/article/mitsuike/ より。
京都市左京区下鴨宮河町58番地2にある旧三井家下鴨別邸では、2019年11月14日(木)〜12月3日(火)の間、二階および四方ガラス窓の三階望楼が特別公開されています。
旧三井家下鴨別邸は、下鴨神社の南に位置する豪商・三井家の旧邸で、江戸、明治、大正と3つの時代それぞれの魅力を味わうことが出来る京都でも屈指の名建築です。
この秋(2019)は、通常公開されている玄関棟および一階・庭園に加え、通常非公開の二階および三階望楼が特別公開され、四方ガラス窓の三階望楼からは秋空の下に広がる庭園の鮮やかな紅葉に加え、彩り豊かな東山の峰々を見渡すことができます。
大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存された、財閥の繁栄を今に伝える貴重な建物で、主屋は明治初期に木屋町三条上るに隠居所として建てられた三井家の木屋町別邸から移築したものです。
その際に、改修や玄関棟の増築を行い、一族が祖霊社をお参りする際の休憩所として1925(大正14)年に完成しました。
簡素な意匠ながらガラス窓の導入や当時では珍しい輸入木材や高級だった合板の使用など、豪商の財力と細部へのこだわりがうかがえ、なんといっても四方ガラス窓の3階望楼は、当時の富裕層のステータスシンボルだったことでしょう。
特別公開期間中は、主屋二階の床の間で、伊藤若冲の「付喪神図」原寸大複製品が展示されます。
原本は福岡市博物館に所蔵されており、複製は一点のみの希少な作品です。
長い年月を経て古くなった器物が妖怪になる付喪神(つくもがみ)は、妖怪画ではよく描かれるモチーフで、物を大切に思う日本人ならではの心が表れていますす。
写真撮影可、だそうですよ!
秋の特別公開 旧三井家下鴨別邸 二階・三階望楼
期間
2019年11月14日(木)〜12月3日(火)
※期間中無休
時間
9:00〜16:30受付終了17:00閉館
料金
900円
三階望楼については整理券が配布されます。
毎時0分〜と30分〜の各枠50枚が、8:40〜は敷地内で、9:00以降は館内受付での配布です。
確実に指定時間を希望される場合は、朝一番の配布時間に整理券を確保してください(日中も随時受付にて配布されますが、長時間待たされる事が予想されます)。
なお、旧三井家下鴨別邸は通常は、
開館時間
9:00〜16:30受付終了17:00閉館
休館日
毎週水曜日(祝日開館翌日休館)
12月29〜31日
入館料
500円
詳しくは↓のホームページへ。
旧三井家下鴨別邸へは、
京阪電車・叡山電車「出町柳(でまちやなぎ)」駅5番出口〜河合橋を渡り北へ200m徒歩約3分。
市バス1・3・4・17・102・201・203・京大快速、京都バス10・15・16・17・21・23・32・34・35・36・41・43・京大快速、「出町柳駅前(でまちやなぎえきまえ)」〜鴨川沿いに北へ、河合橋で高野川を渡り北へ、400m徒歩約5分。
市バス1・37・205「葵橋西詰(あおいばしにしづめ)」停留所〜南へすぐの信号を東へ、出町橋を渡り河合橋の直前を北へ、400m徒歩約5分。
駐車場は無いので自家用車の方はパークアンドライド
http://www2.city.kyoto.lg.jp/tokei/trafficpolicy/kankochi/index.html でお越しください。
パークアンドライドとは、自家用車を混雑する観光地や市街地に直接乗り付けず、高速道路出口付近など郊外に駐車して公共交通に乗り換える、移動の度に車という大荷物を運ばなくて済む、賢くて快適な方法です。
↓のホームページには市営出町駐車場が案内されていますが、京都市は政策上敢えて市営駐車場の料金を高額に設定していますので、電車賃を払ってでもパークアンドライドをお勧めします。
旧三井家下鴨別邸
https://ja.kyoto.travel/tourism/article/mitsuike/
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