画像は天保山まつり2019の公式サイトの開催概要のページ
http://tempouzan-matsuri.com/archives/3987 より。
大阪市港区築港３-５-９にある大阪メトロ中央線大阪港駅周辺では、明日2019年11月10日（日）10：00から16：00まで、「第12回MINATO天保山まつり」が10日、開催されます。
9日5：00の大阪管区気象台発表の天気予報では、明日10日（日）の大阪市は、北東の風のち北の風、海上では、のち北の風やや強く、晴れ、夕方からくもり、波は0.5mのち1m、となっており、問題なく開催されそうです。
まちなかパレード・ステージイベント・フードエリアなど、様々なお楽しみ企画については↓のホームページをご覧いただくとして、本稿では常連の皆さんが期待しておられる（はず）の、当日見られる珍しいお船をご紹介します。
帆船「みらいへ」は、旧船名「あこがれ」として1992年11月24日に進水し、1993年3月31日に竣工し、2013年11月22日に帆船「みらいへ」と改名されました。
所有・運航者は一般社団法人グローバル人材育成推進機構で、旅客船に登録されており、航行区域は沿海区域（非国際）です。
定員は旅客40人（1日コースの場合60名）船員13人の合計53人で、3本マストトップスルスクーナーの全通平甲板型の機帆船です。
総トン数230、全長52.16m（171フィート、バウスプリット含む）、幅8.60m、マスト高さは上甲板から約30m、垂線間長36.00m、上甲板までの深さ5.90m、満載喫水4.50m、横帆3枚約215�屐⊇槌�10枚約568�屐�航海速力6.5ノット、主機関は4サイクルディーゼルの YANMAR 320PS ×1基で、フェザーリング式可変ピッチプロペラを備えていて、期間を使って入出港しますが、主機関を止め（レーダーなどに使う電源は止めないで）帆走することができます。
帆船による航海や集団行動、共同生活を通じて、決断力や責任感、コミュニケーション能力などを養うセイルトレーニングを主目的に使われていますが、体験航海も行われています。
当日は大阪市港区海岸通１-１にある天保山岸壁の西寄り（遊覧船サンタマリアの隣）に係留され、一般公開されます。
因みに、サンタマリアは帆船の装飾を施した汽船です。
練習船「広島丸」は就航年月日が1997（平成9）年1月20日で、総トン数234、全長57.0m、垂線間長48.5m、幅10.2m、深さ5.5m、航行区域は近海区域 航海速力14.4ノット、推進機関1300馬力、最大搭載人員56名（乗組員9名含む）、航行区域は近海区域の練習船です。
広島商船高等専門学校で航海実習・実験実習及び学術研究（教員・企業・大学などの研究機関との共同研究）に使われています。
当日は大阪市港区海岸通１-５にある中央突堤北側に係留され、一般公開されます。
消防艇「まいしま」は、大阪市消防局水上消防署の所管で、総トン数158、全長37.8m、幅7.3m、最大放水量50000L/分です。
船型（材質）は、V型胴型平甲板船で、推進方法はV型ディ−ゼル機関2基2軸で、航海速力は18ノットで、海難救助を想定し最大搭載人員は50名です。
当日は、船内見学はできませんが、14：00〜カラー放水が披露される予定です（緊急出動した場合は中止）。
日本は、食糧の半分以上、エネルギーのほとんどを輸入に頼る島国で、高額な運賃を支払う航空貨物は1％未満に過ぎず、99％以上を商船が運んでいます。
コンビニエンスストアに並ぶ品物なら、原材料の段階から商品になるまでの間に一度も船で運ばれなかった品物は皆無だ、と言い切ることができます。
海上自衛隊や海上保安庁の艦船の公開には押すな押すなの人出のようですが、天保山岸壁や中央突堤からはたくさんの貨物船が往来する様子が見られますので、365日24時間休みなく働く商船にも目を向けて下されば幸いです。
第12回MINATO天保山まつり公式ホームページ
http://tempouzan-matsuri.com/
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