mixiユーザー(id:7385739)

2019年09月27日01:24

71 view

スダーンOEKのベト7

9月22日(日) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢第419回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮:ユベール・スダーン,ヴァイオリン:辻彩奈

モーツァルト 歌劇《後宮からの逃走》序曲 K. 384
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K. 219 「トルコ風」
ベートーヴェン 交響曲 第7番 イ長調 作品92

ベートーヴェンの7番は、一般的には「のだめカンタービレ」で有名になったが、
自分はジョン・プアマン監督の「未来惑星ザルドス」(74)の曲として記憶にのこる。
第2楽章が使用されている。

ちなみに、ベートーヴェンの交響曲は、第9番がスタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」(71)、
第6番がリチャード・フライシャーの「ソイレント・グリーン」(73) 第1楽章
とSF映画に使用されていて、テーマ曲になっている。

通しで全編聴いたのは、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの最後の来日公演のNHK
ラジオだった。80年。
これが標準だと思っていたら、かなり長い演奏だったことを知るのはずっと後。

ベト7が、特に第2楽章が、メロディーではなくリズムだって、いうことを教えられたのは、バーンスタインが米国テレビ向けに語った解説。

最近のベートーヴェン演奏は、ノンビブラートですっごく快速。
今回の演奏はその中でも、ベートーヴェンの楽譜の指示に忠実に「書かれているリピート、ダルセーニョ全て演奏」している(OEK 第1ヴァイオリン 近藤祐子さんのtwitter)
ということ。

前半のモーツアルトは、あまり記憶にない。
スダーンの指揮は、今回は指揮棒なし、だけど、楽譜はきっちり読み込んで指揮していた。演奏体型は、左手にティンパニがいて、ホルンはトランペットの隣。弦は第1、第2、チェロ、ヴィオラ。かつて井上さんの時は、第1と第2を両翼配置にしてた時もあったけど。

何がちがうって、前半の編成にはフルートが入っていなかった。
松木さやさんのフルート、やっぱりいい。
この人、実にたのしそうに演奏していて、全体の音に調和してくる。
ファゴットは定年退職になった柳浦さんが入っていた。やっぱりこの人よ。

第1楽章おわり、間髪入れず第2楽章に突入。
やっぱり速いんだけど、対位法の際立ちがいい。
第4楽章、節回しが今まで聴いたことがない感じのところあり。
(ジンマンの演奏にあった他では聴いたことがない旋律はなかった。)
スダーンも気合のこもった指揮ぶりで、スカッと躍動感あふれる演奏。
力をもらいました。

アンコールに、ベートーヴェンの「トルコ行進曲」。
普段はアンコールはあまりないんだけど、大阪、名古屋のツアーがあるからなんだろう。
リズム、リズム。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する