mixiユーザー(id:2416887)

2019年09月15日00:26

251 view

千葉県の大停電解説

ということで、停電地区と各系統の電線ライン、変電所位置を横並びにしてみました。
で、結論としては、鉄塔2本の損壊はさほど問題なさそうで、
ちゃんと迂回出来るし、機能も問題なさそうということが判明しました。
電力需要もそんなに影響なさそうです。

鉄塔2本は発電所直結のルートか、66kvのラインなんですが、
位置的に、他から工面できるレベルです。
じゃあなんで長引いているのかというと、以下が参考になります。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1909/13/news124.html

66kvを更に電圧落とす変電所がありまして、
そこから各家庭や商業地区に、電柱を使って配線しています。
その経路が広範囲に渡って死んでいます。
当初、80本ほどの倒壊と言われてたのですが、
実際はこの10倍ぐらいの数が影響しているのでは?
電柱そのものは大丈夫でも、変圧器異常や配線異常もあるでしょう。
だから、復旧計画事態に問題があるのではなく、
単純に時間がかかる作業が多い。
完全復旧は2週間かかるというのはあながち間違いではなさそうです。

だとすれば、影響しているのは、やはり、台風の経路が原因でしょう。
経路図通りに影響範囲がデカイです。
あと気になるのは海側という要素で、塩害が発生するんですよ。
ダメージは、配線、変圧器の劣化にとどまらず、なんと電柱の劣化が促進されます。
そりゃあバキバキ折れるわけです。しかも海側に人工集中してますし。
山間部が多いという要素もあり、倒木に引っかかったり、地盤が弱くなったりという要素もありますね。
広範囲になるのも頷けます。

さて、そうなると、千葉県では電柱の運用自体が怪しくなっているわけで、
コストはかかるのですが、電線の地中化をするのが最適解のような気がします。
たしかにコストはかかるし、損傷箇所はわかりにくいし、浸水したら復旧できなくなるし、意外とデメリットは多いのですが、
電線・電柱総入れ替えよりはよっぽどコスト低いような気がします。
ちなみに当初、地中化は復旧時間が伸びたり、超高圧配線は埋められないだろうとおもって、反対意見だったのですが、
こんなに電柱影響範囲があるとなると、むしろ地中化の復旧速度が早いと思います。
地中化と電柱のハイブリッドも悪くないかなぁと思います。

そういえば、停電してない市町村があります。御宿町です。
人工は少なく、面積も小さいのですが、やけに光発電施設が多いため、
電力配線インフラが何かしら改良されてるのでは?と思います。
これをモデルにするのも一つの選択かと。
でも、0件はすごいな。未報告なだけという可能性も否めませんが。


さて、東電だけに丸投げだけでなく、当然、交通整理・倒木処理・重機誘導は
千葉県の協力が必須になります。
千葉県知事は、あーゆー丸投げ発言だけでなく、連携を取るとかいってくれれば、
もう少しマトモな県知事だなぁと思うのですが。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930