京都アニメーションの最新劇場版映画作品。
この作品については、「ヴァイオレット…」に関する事前情報を頭に入れずに見たので、まっさらな一見さんの立場から書いています。
ファンの方から「そんな事も知らないの?」と言われそうですが…。
作品の前半部分は、舞台となる世界の背景や登場人物の相互関係を知らないと、少々辛いのが難かと…。
高貴な身分の者だけが入校を許される、世俗と隔てられた全寮制の女子校で、出自に秘密があるイザベラが抱えている孤独感の描写。
淡々としていますが、心に迫るものがあります。
そんなイザベラと、僅か3カ月間だけ触れ合ったヴァイオレットの間に、絆が生まれるシチュエーションがとても微笑ましい。
宝塚歌劇団で、是非とも舞台化してもらいたい。
淡々と進行する前半部分とは打って変わって、後半部分は孤児のテイラーが、生き別れになったイザベラを探す活劇ストーリー。めっちゃ楽しい!
大ヒット作品「君の名は。」もそうですが、主人公が意中の人と果たして出会えるのか⁈というストーリーは、見ていて釘付けになりますよね。
クライマックスのシーンには、思わず涙腺が崩壊した…。
サイドストーリーの「外伝」で、これほどまでの完成度。
来年公開予定の「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が待ち遠しい…。
作品自体も良いのですが、京アニを応援するという意味を込めて・拍手!
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