mixiユーザー(id:2416887)

2019年08月29日23:04

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8/29のインターネット障害

8/29はまぁ色々ありました。
とにかく会社のインターネットが遅い。
原因は、マイクロソフトの暴挙、iOSベータアップデート、ポケモン マスターズの配信。
本当色々重なっているのですが、マイクロソフトのアップデートはかのP2P問題を軽く超える災害です。

まぁ珍しい現象でもありません。
フレッツネットワークはIPv4網が荒野のウエスタン状態なので、
一度混むと、もう障害が発生するのです。

逆にIPv6網は高速道路のような快速さ(日本の首都高地下トンネル状態を除く)
今回の負荷でNTT東京エリアは機器故障もあったらしいですが、
東京本社からは苦情なしです。まぁ泣く泣くDS-LITEに切り替えていますから。

富士通 Si-R220Dで。
保証外です。やり方とか載ってないから。オリジナルだから。
俺と同じようにSi-RシリーズでIPv6使いたいという愚か者は連絡ください。

武蔵野にも拠点ありますが、ここは実験モデルでDS-LITE仕込みました。
うちの拠点は色々あって、DS-LITE仕込めないのですが、
フレッツNGN閉鎖網でIPv6 VPNを繋いでいるので、本社とかその他もろもろ快速でした。

ただし、一部の拠点でIPv6使えません。
理由は、電話主装置がIPv6の使用権を奪うからです。
サクサやNECの主装置の中にひかり電話機能を直接内蔵できるカードが存在しています。
ONUからLANケーブルを挿せば使えるのですが、
ひかり電話の通信はIPv4で、ひかり電話の機能有無をIPv6で判別するのです。
これはNTTの仕様らしく、DHCP-PDでIPv6をルーターから奪う仕様です。
また、主装置の内蔵カードは、IPv6スルーやRA配布など、そういう機能がありません。

この場合、1本の回線で、インターネットとひかり電話の同時利用ができません。
まぁこの場合、2本引くか、OGルーターとISDN接続カードを使った収容方法を選ぶ必要があります。

今回上記のような環境があったので、もうプロバイダ毎変えようという暴挙に出ました。
嘘みたいな話ですが、フレッツ回線はプロバイダの収容が細いだけで、インフラはガチで太いのです。
なので、プロバイダ変えるだけで、0.5Mbpsから30〜50Mbpsになることはよくあります。
今回もその例でした。
本来は回線そのままで、外側の接続のみ新規プロバイダにする方法がありますが、
こっちの環境、セッション使い切っているので、まるごと切り替え。
怪しいながらも生きているうちの拠点から各拠点にIP振り直しVPN引き直し。
ある程度許容できる状態に復旧できました。

さて、ここまで聞くと、ソフトバンクやNUROといった脱フレッツ系で良いのでは?
と思う方もいるでしょう。
良くないです。
引くのもめんどい。NTTは最短で1週間以内で引けたりします。けっこう暴挙。
障害があったときもめんどい。NTTは慣れたら早い。本当に早い。
固定IPがなかったりクソ高かったりします。
そして解約時も面倒くさいです。
NTTから外れると、色々めんどくさくなるのは今も昔も同じ。
しかも、負荷増大時の遅延が解決できるのかと思いきや、普通に発生したりします。
つまり、今後ユーザーが流入してくると今回のような事象が起きたりします。
良くないですね。

さて、ここでフレッツNGN網の強みが出てきます。
NGNはだいたいひかり電話のために整備されたIPv6ネットワークです。
ここで出てくるのがひかり電話というキーワードで、
NTTの中で電話の寸断はライフラインの寸断と同じくらい重大課題です。
Bフレッツの頃に、ひかり電話の前身のサービスがあったのですが、
そこでトラブルが起きたときに、総務省にすごいうるさく言われたのが応えたのか、
サービスの持続性、信頼性、事故時のオフラインを最短にするように色々やりまくったのが、フレッツNGNです。

とにかく問題対応が早い。状況に応じては有料のオンサイトより早いパターンがある。
値段の割には、恐ろしく良いサービスなんですよ。
過去の悪行のせいで、みんなから遅い遅い言われるけど、
いや、ソフトバンクのおとくラインよりも、そんな悪いことはしてないと思うよ。

つうわけで、IPv4通信のみを使っている人は、
IPoEを使ったIPv6を使いましょう。障害の悩みいらずです。

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