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2019年08月06日05:52

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結婚制度の変化

少子高齢化はこれから20年先まで加速することは決まっています。いきなり4年後、5年後に子どもを増やそうと思っても今、5年後に生まれてくるのは不可能なのです。いまさらの対策として、結婚を促進させる仕組み作りが全国で行われています。

今から結婚して子供が生まれて年金の保険料を徴収できるのは20年先と言うことです。ちなみに2015年の30代前半の未婚率、男性47.1%、女性34.6%となっています。

「結婚の起源」という書物の中で、人類史における結婚の最大の要因は経済的理由であったと言います。20世紀から現在に至るウーマンリブや男女格差是正運動の中、女性の経済力は向上しています。

その結果、婚姻率が下がり、離婚率が上昇するのは必然だったと思えます。日本では3組に1組、米国では2組に1組が離婚します。近代における日本の結婚制度は、家制度と密接に結びついていました。

更に結婚後の出産への拘束力が強く、つい最近まで未婚の母は社会倫理上、よろしくない事とされてきました。これらは日本が諸外国よりも婚姻の脱近代化が遅れた最大の理由です。

更に、戦後確立した終身雇用と専業主婦の登場が、女性を明治近代化で確立した婚姻制度に縛り付けることになりました。今や、結婚は純粋に個人の選択の問題です。とりあえず出産、就職、介護、世間体などとは分離して考え実行に移すべきものです。

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