これはまだお姉ちゃんになったことを知らずに眠っているプリンちゃん。
朝、起きたらお母さんがいない。
3年2か月の人生で初めての試練に、
プリンちゃんはどう立ち向かうのか?
正直、
泣かれたり落ち込まれたりが不安だったんだけど、
「お母さんはどこ?」
「昨日の夜ね、てんちゃん(仮称)が生まれたのよ。
だからお母さんは病院にいるの」
プリンちゃんはうまく理解できなかったようだけど、
それでも気丈に動じる様子を見せず、
明るく元気にふるまっていた。
お姉ちゃんの階段をのぼっている。
午後の面会時間に合わせ、
病院のお母さんに会いに。
プリンちゃんは「トトロ」のメイちゃんのように、
今日収穫したトマトをトウモロコシのかわりに持っていくと。
お母さんの顔を見たらこの笑顔。
最初はちょっと照れてたよね。
でもお母さんがトマトを食べてくれて、
一緒におやつを食べて、
メッチャ元気に。
「お母さんがいなくて寂しくない?」
「うん、がんばってるからさびしくないの」
健気だ。
さすがにお母さんと別れておうちに帰るときはブルーになってたけど、
帰ったらいつも以上にじーちゃんにからんできて大はしゃぎ。
そうすることによって気持ちをそらしているのか、
あるいは紛らしているのか。
少しも寂しさを感じさせないその幼いがんばりには、
少々ホロっとした。
きっとてんちゃんのいいお姉ちゃんになるね。
安心したよ。
プリンお姉ちゃん!
さっき、
ぼくにおおいかぶさって眠りに落ちました。
ログインしてコメントを確認・投稿する