こんな激しく雨が降る日は…

激しく雨が降る。

ところかまわず集中豪雨。


わたしのところはすごく晴れてるわよ！
という人がいるのなら
それは国外ですか？と問いたくなる。
日本列島がそんな気配だからだ。


さてそろそろ昼食にしようか、
建物から出て降り続く中へ入っていく。




足取りに迷いがない。
この雨の中で迷いまくもない。
目的地へ向かってただ進む。
水溜まりをよけときにはかかとを浮かせて。
かかとのゴムが削れすぎて小さな穴から中へしみてくるから。せめてもの悪あがき


肉うどん！
建物から出る前に固まってきた。
歩いている最中にはもう肉うどんを目の前にしているイメージが出来上がっていた。


窓ガラス越しから見えるお客さんの混み具合。
多い、昼時をちょっとずらしたんだけどやはり日曜日ということもあってか頭数が連ねている。
ガラス張りの入り口から垣間見える席の埋まりよう。
待たないかんか？ととりあえず入ってみる、
なんとかカウンターが空いていたようだ。


わたしに迷いはなく「肉うどん、大盛り、ねぎ多め」
と言い慣れた風に注文した。

店内を見渡せばきれいに満席。千客万来。
椅子取りゲームでみんな仲良く座れてるような。

大きな声で店内を捌いていくたくましい女性たち。
ステキですね。



スマホをいじくっていると横からお目当てのどんぶり差し入れられてきた。
その茶色は神々しく緑も鮮やかに…




いただきます。


ずるるるっ、



みょ〜い！！っ



牛肉とタマネギの甘さが汁にまじってうみょい！うまい。
青ねぎに風味も混ざってみんな仲良しだ。
暖ったまる〜
寒いわけじゃあないんだけれどお腹の底からほっこりしちゃうな。

こんな激しく雨が降り続く中だから
人で溢れているのがなんだか心地よさを感じて
甘さがたっぷり出た汁が内側に沁みる、


こんな日はみんなでずるるるっするのっていいね！




〜もう麺がなくなりそうだ、ん〜、

よし！、






すすり尽してやろう。




一味、とろろ昆布をちょい足し、


ぱくっ、ずるるっ、

ぱくっ、ずるるっ、





どんぶり空になった〜

お腹ぱんぱんです、




ゴキュゴキュと流すお冷もおいしく感じ


ごちそうさまでした。



なんかすごく贅沢な時間だったように思う───