ガシャコンガシャコンガシャコンガシャコンガシャコン…裏通りに面した街灯の少ない場所で軒並ぶ明かりのついてない家々の中でまばゆい明かりを放っていた一軒の年季の入った小さなお米屋さん。ただその前をなんとなしに通った。気づかず視線に入らず通った。
ATMでお金をおろそうとスーパーの並びにあるところへ。と、たこ焼6個200円と貼られたカー屋台に目がいく。親しみのもてる寂れた感じ。ATMのタッチパネルを押してるときにぼくの気持ちは固まる。 「すいません、たこ焼6個」小さな軽バンの中でおじちゃんが生地
バスに乗ってておばちゃんがぼくの後ろに座った。とくにどんな人が乗ってきたのか気にも留めていなかったのだが声でおばちゃんだとわかった。大きめな声でぼやき始めたからだ。「タバコすって人生の4ぶんの1損しとるばい家におっても家事もなんもせんでもう68
もうちょっと待ってくれないですかい、まだ足掻けますからまだ手掛けますからもうちょっと待ってくれないですかい、五体と思考はまだ充分動きますから、もうちょっと待ってくれないですかい、五爪にまだ力が入る限り、終わらせるわけにはいかないんでさぁ、
人が交じわる交差点の真ん中で足をとめる。プラスなのかかけるなのかクロスした交差点の真ん中で足をとめる。車が今か今かと発進を待ち構える交差点の真ん中で足をとめる。ぼくは今、真ん中に立っている。とまっている。人々がかけるように交わって通りすぎ車
おかえり少年。>ただいまおいちゃん。しばらくだったな。>そうだよ。しばらくだよ。しばらくぶりにおいちゃんを見たよ。お前に会うまでにおいちゃんになってしまったな。>そうだね。おいちゃんになるつもりはなかったんだけどな。でも気づいた時にはおいちゃ
自分のこととなるとうまく行動とれないのにさ、あの人と力になりたいと思うとさ、すげ〜行動できる。大胆な行動ができる。自分のどこにそんなエネルギーあったんだよ!?どこにそんなまっすぐな行動力あったんだよ!?なんか表面だけでも力になれたらな、って
嫌いなところはすぐ浮かぶんだ。根強くね。でも好きなところは思い出さないと浮かばない…好きなところは思い出になる。ぼくはあなたの好きなところいくつ思い出せるだろう。すぐには出てこない。思い返さないと出てこないだろう。まずは5コ紙に書いてみるか
日曜日って好きだなぁ車のながれがゆったりで日曜日って好きだなぁ時間がゆっくり流れてる日曜日って好きだなぁ人は多いけど買い物しに行ったとき前のお姉さんの買い物かご2つぶんいっぱいでぼくは整髪剤ひとつ手にもってするとお姉さんお先にどうぞってあり
煙を吐き出す 午前二時〜ベランダから見えない 夜の虹〜不確かなものにしがみつき不明なものに手を伸ばすそんな自分はどこへ行くの〜踏ん張って目玉をひんむいてだけど突っ張って足を踏み出して〜だけどつまづいて地に手をついてそして傷ついて今日も射続け
しゃがみこんでいる道ばたでていうか生き端で こんな愛を吟う〜手のひらサイズの大きさの自分の自信には嫌気がさしてきた〜囲みのない大きな空の下囲われてる自心には周りが浮かんでる〜それでも前見て勇むけど上手くはならなくて今日も缶を足す〜こんがらが
洗面所で歯を磨いているといぬが小さな蹄のおとをたてながら走ってこちらにやってきた。もう10年以上もこの家にいるのになぜこの家にいぬがいるんだろうとなんだかこの時思ったんだ。そして背後のバスマットに鎮座。こちらのことを見ているわけでもなく目の高
ぼくの超音波伝わってるかなぁ?耳で聴こえないぶん気持ちに届いてるかなぁ?ぼくは神経質だから周りの人の超音波を感じてしまうのよ。コウモリかっつう―のwコウモリ?なんか気に入った。あとイルカも超音波でコミニとってんけ?でもぼく的にはコウモリがし
今日自分の顔を鏡でまじまじと見た。ブサイクだ。こんな顔を世間にさらしてるのか。もっと( ・`д・´)とせえよ。しまってねぇんだよ、しまっていこうぜ、そんなんじゃあ三球三振なんてとれやあしねぇよ。キリッ。キリッ、キリッ! 誰が見てるなんてわかんね
きれいにまとまらなくていいよ無理してまるめこまなくてめさ先端がとぎれていたっていいちぎれていたっていい)よりも ζ でもいいじゃん。なんでも丸くすればいいってもんじゃない丸にこだわればいいってもんじゃない丸のかたちよりもちぎれたきもちを見た
ぼくらは声をこらえて笑い合った。声をこらえたためか喉からヒィヒィと息が漏れる。 笑いすぎて腹筋が痛い。それでも笑いの発作は止まってくれない。顔の筋肉全てがへの字にあがり目の端には涙っ切れが溢れた。ぼくらは全身を響かせながら笑い合ったんだ。全
まずはその門をたたけ。あとは相手がなんとかしてくれる。あとは相手がいいようにしてくれる。あとは相手が導いてくれる。導いてほしいっ。責任?無責任でよし。迷惑?かければよし。感謝だけは忘れるなかれ。恩を受けた分だけ人に暖かくなれるはず。だったら
その場から逃げ出したいと思ってくると胃腸が騒ぎはじめる。きゅ〜ぅと鳴きはじめる。そわそわ、そわそわ、フランソワ、ボンジュ〜ル、ジュテ〜ム、ナントカソワ〜ル、ストマック!っストマックがストップ、待って、と騒ぎだす。それでもぼくはその場から離れ
よし、カツ丼にしよう!こんな曇天な日はカツ!か〜つっ!!資さんうどん。「カツとじ丼、大盛りで」。まず端のカツから、カリッ、ジュッっまいっ!端のほうってスジが多くて好きなんだよな〜はっん、はっん、はっん、確か小5の頃、近所に店ができて初めて食
あんたが俺のことに一所懸命なのはわかっているさ。あんたの一所懸命に応えたいと俺は俺で誇れるように一所懸命になってるよ。それでも結果が出なくてやさぐれてそんな俺の姿をみてあんたは何も言わずに黙っていつも通り。結果の出ないふたつの一所懸命はどこ
ねぇミキサー、このまま俺を粉々にしてくんない?( ´_ゝ`)なにかとミックスして粉々にしたらミックスジュースみたいにおいしいものになるかもよ?( ´_ゝ`)。あれだったらさぁ知り合いの道路ローラーにたのんでせんべいみたいにペシャンコにしてよ。( ´_ゝ`
答えを求めて本をめくりネットを凝視しそれでも答えは見つからなかった。見つからない答え…なぜないんだ、俺の悩みは一生解決されないままか、あああぁぁぁッッ〜〜!!何度も何度も同じところをぐるぐる…答えをあぐねる日々…ある日ふと、思った。思えた。
完全ってぼくはなんだか馴染めない。記憶に残っているのは社宅の錆びた音が鳴る鉄製のドア。ここを踏むとミシッと音が鳴るとわかっている木製の床。コンクリートブロックで高上げをしていた浴槽。その下に何が潜んでいるのか怖くて座らずに髪と体を洗っていた
いつかなすびがくるのを待っている。鮮やかにむらさきがかるのを待っている。いっぱいにはることを待っている。中身をぎっしりつめててりんとさきがかるのを待っている。それまではなすひだな。ただただあかがくまで。いつかのなすび待っている。
時にはえぐりたい。このままでいいのかって。その笑顔のままいられるのかって。今のままではもの足りてるのかって、このままここで枯れるのかって、みぞおちにどすん。みぞおちにどすん。これからもずっととどまれるのかい?これからもずっと変わりなくいられ
相手に本気を伝えたいなら相手の襟首を掴むぐらいで。それで逃げようとするなら腕掴んで伝える。それでも逃げようとしたらしょうがないと、自分に言い聞かせる…
相手はこっちの本気度を見ている。本気かどうか見分けている。だって人は本当か嘘か嗅ぎ分けようとする本能があるから。本気には本気で答えようとする生き物だから。本気度何%?相手は鏡のように反応を示してくる。自分のパーセント分だけパーセントを示して