錆兎「努力はどれだけしても足りないんだよ」
努力しまくったがそれでも無理で、努力する事すらもう許されなくなってしまった錆兎の言葉は重いし身が引き締まる。
■1クール分の前半終了したんで絵描きつつ感想。
■暫定評価:ランク【A】
4話はエグくてインパクトあった。
鬼殺隊側が試験をもっとしっかり管理してれば、こいつや妹も死なずに成長していい鬼殺になっていたんではなかろうか。
不当な試験でそういう若い芽を潰しちゃって手が足りなくなってるように見える。
でなければ、折れてるのに完治してない主人公を向かわせたりしないだろうし。
そういう悪い環境で戦ってるとさらなる死に繋がって負の連鎖が起こるだろうし、人使いが酷過ぎるアホなブラック企業みたいな感じに見えるのが問題。
上記の問題は感じたものの、作品の質は全体的に高くて特に作画が素晴らしい。
OPがかなり好みで良い。
あとは主人公描写が良い。
ガッツがあって少年漫画王道主人公って感じで良い。
試験に合格出来ず、年単位という予想以上に長い間厳しい修行し続けてて驚いた。
主人公なのに水属性ってのが意外。
水はいかなる形にも変わるから全てに対応出来るっていう流派の万能タイプから逆算してこうなったって感じか。
■第13話「命より大切なもの」感想。
落第した鬼か。
無いより一度あったものを失う方がキツイからなぁ。
鬼になっても地位に固執しちゃうのは人の性か。
名前聞かれて普通に答えてるし、こいつもほんとは人間の生活に戻れるタイプの鬼なんでは。
炭治郎「響凱 稀血は渡さない!俺は折れない!諦めない!」
諦めないと立ち向かい続ける主人公に、挫折して鬼になってしまう前の自分を思い出すか。
人間だった頃、小説家になろうとして上手くいかなかったのか。
趣味の鼓も人に教えられる程でも無いってのはリアルだなぁ。
凡人はそうやって中途半端くらいまでしかいけないんだよな。
途中までは努力でいけるけど、上位層に入るのはほんと厳しい。
この鬼の気持ち良く分かるわ。
最後の主人公の言葉は、唯一掴めたような救いに見える。
人のときにそういうのが一つでもあれば違ったのかもしれないな。
戦い終わってもまだ描写続くのは意外。
男が辛辣に批判する言葉から、小説で求められてるのはおもしろさ、美しさ、儚さ、凄みって事?
そういや主人公は戦闘中でも紙を踏まないよう戦ってたな。
努力し続けても駄目だった奴の唯一の救いは自分を殺す相手だったってのは皮肉だ。
だが、ほんとに主人公だけだったのだろうか。
ただ罵倒するだけの叩きは一番簡単で最もためにならない行為だ。
そんな奴じゃなく、他の奴に見てもらったらまた違ったのではなかろうか。
どう思うかや考え方は人次第でいろいろあるし、分かる奴なら的確ないいアドバイスくれる可能性だってある。
この鬼は人脈運、環境運が悪かったとも感じる。
メインクラスの鬼は、最後に人間の頃の正気に戻る描写があって物悲しい後味を残すんだよなぁ。
本当の悪は鬼を増やしている鬼舞辻無惨って事を感じさせる。
輸送係の猫かわいい。
輸送だけじゃなくステルス能力持ちとかさりげに凄いw
鬼が消えると鼓も消えちゃうのか。
これだと鬼から強い武器を奪うってのは無理か。
キチ猪も鬼殺隊の試験合格者なのかよw
ゼンイツは音で人格まで分かるって便利能力で、主人公を信用した。
ビビりでチャラい感じだったが、人の良い主人公が命より大事な物って言ってたから守るガッツ見せる意外性。
主人公早く止めに入れっていう。
ここ、尺の問題か妙に間延びしてて気になった。
鬼の相手だけでも手足りないのに鬼殺隊同士で戦ってどうすんだっていうw
猪はバトルジャンキーだからもっと鬼が多いとこに向かわせりゃいいのに。
でもOPED見る限り普通に味方として行動共にしてんだよな。
分割せず2クール分やるようで作画心配だが、今のとこ楽しめるんで今後も期待!
【おもしろい】
[☆12 ◎1 ○ △]
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