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2019年06月30日08:10

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ハイ・ライフ(High Life)

 「パリ、18区、夜。」「ネネットとボニ」などで知られるフランスの巨匠クレール・ドニが描いたSFスリラー。出演は「トワイライト」シリーズ、「グッド・タイム」のロバート・パティンソン、「イングリッシュ・ペイシェント」「アクトレス 女たちの舞台」のジュリエット・ビノシュ、リメイク版「サスペリア」のミア・ゴス共演で描いた近未来。太陽系を遥かに超えて宇宙へと突き進む宇宙船「7」には、モンテや幼なじみの少女ボイジーら9人の元死刑囚がクルーとして乗り込んでいた。彼らは極刑の免除と引き換えに、同乗する女性科学者ディブスが指揮する実験に参加することになったのだ。やがて、目標地であるブラックホールが少しずつ迫り……。(映画.comより)







 独特の世界観の映画でしたね。クレール・ドゥニ監督(女性)の作品は「ショコラ」(これ、大好き)と「パリ、18区、夜」(これはあんまり覚えてない)、そして「ガーゴイル」を見ました。「ガーゴイル」はベアトリス・ダルとヴィンセント・ギャロの魅力が全開で、特にダルなどは、彼女でないと、この特殊な役は務まらなかったのではないか、と今でも思います。もう一人、大柄でカッコいい黒人さんの俳優さんがバイクに乗っていたのも覚えています。ともかく、変な(?)映画でしたが、結構好きでした。この映画のおかげで”ガーゴイル”ってなんなのかを知ったのでした。もっとも、原題は違うんですけどね。映画ヲタクのくせに、「ネネットとボニ」を見てないんです。いけませんね。また、探します。

 さて、物語を簡単に言うと、地球は描かれませんが、たぶん滅びかけているんでしょうね、犯罪者たちを乗せた宇宙船がブラックホールを目指して飛んでいます。ブラックホールから何らかのエネルギーを得ることができるのではないか、と人類は考えているようです。その長い道程を無駄にするのはもったいないので、宇宙船内では女性医師により人工授精(出産)の試みが行われています。たぶん地球人口も激減しているのでしょうね。危険を伴うので、刑の軽減をエサに犯罪者が乗せられているわけです。しかしながら、閉じられた空間に限られた人間が長期間縛られるとなると、誰しもおかしくなってくるのは周知の事実。ここを描いた映画もゴマンとありますね。ということで、その顛末を静謐に、しかし確実に描きます。

 最後まで冷静なクルーにロバート・パティンソン、女性医師がジュリエット・ビノシュ。私、個人的にビノシュがとても好きなんだけど、彼女、今回も魅力的でしたね〜。もう若くはないはずなのに、溢れんばかりの色気で、知的でありながら”歩くフェロモン”化している(笑)。現実にはあり得ないかもしれないけれど、美しい長髪にも魅せられました。

 「だから、なにがどう?」って感じで、よくわからないこともあるのですが、特にビノシュの体を張った衝撃シーンでは「これ必要だった?」と凡人は思うのですが、必要だったんでしょうね。芸術的過ぎて凡人にはわからないこと多し、ですが、それでも不思議な余韻だけは感じました。ブラックホールからエネルギー、取り出せるといいですね。

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