飢饉──
今の世の中当てはまらないコトバだろう。
周りを見渡しても食べ物はない
田畑は枯れ土地は枯れ辺りは渇れ果てて。
せめて水さえ…すらなく。
草の根一本すら生えていない。
動くとお腹が減る
だからじっと動かず一日が過ぎるのをただ待つ
なにを待ってるのかわからないのにただ待つ…
垂れ下がった視界には変化のない風景
渇き果てた風景
ただただあばらで呼吸をする
ただただあばらで呼吸をする
呼吸をしてるのさえ感じれないほど呼吸をする
じっとなにかを待って…
生き絶えるまでただ耐える…
もう何日も雨は降ってない
いつか いつか
雨が降れば何かが変わる
雨が降れば何かが
雨が降るまで
雨が降るまで──
どうにもならない状況から
どうしようもない状態で
何を信じればいいのかさえわからない現状で
明日がどうなるのかわからないような日々で
心だけでも安心して
ヨリドコロとなれる場所として
人々は神さまを創った。
安心して生きていけるように
安心して死んでいけるように
神さまに込めた。
明日の神さま──
今の時代には神さまというのは
必要性が感じれなくなってるのかもしれない。
神さまに頼らなくてもそこらへんにモノは溢れているし。
もう神さまは過去のもの
なのだろうか。
特に信じるとか信じないとか
いるとかいないとか
想い入れは強くないが、
参ること気持ちが引き締まるような感じがして好きだ。
手を合わせて目を閉じてる時
頭の先が吸い込まれていくような感覚がなんか不思議な感覚を味わえてるのが好きだな
神さまというのは創りものだと思う。
でもその創りものでも救われている人がいるのは確かで苦しめられているのも確かだ。
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